ケープペンギン


(写真:上野動物園/撮影:裏辺金好)

●基本データ

分類:鳥綱 ペンギン目 ペンギン科
学名: Spheniscus demersus
英名: African Penguin
生息地 :南アフリカ共和国沿岸など

●解説

 フンボルトペンギン属に属するペンギンで、くちばしも足も黒いのが特徴。フンボルトペンギン、マゼランペンギン、ガラパゴスペンギンによく似ています。ただし、これらの仲間の中で、顔の白い部分が最も広いので、そこが見分けるポイントです。

 体長は約70cmで、好物はニシン、イワシ類など。巣は地表に穴を掘ったり、岩場の隙間に造ったりします。産卵は、1回につき2個程度で約40日程度温め、産まれたヒナたちは70〜90日で巣立っていきます。

 なお、海洋汚染や重油流失事故などにより、20世紀で数十万羽が死ぬなど、大きな被害を受け、今や絶滅危惧の恐れさえあります。その一方、日本の動物園ではしっかり繁殖中。よく見かけることが可能です。性格は比較的穏やかだとか。



   

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