キングペンギン(オウサマペンギン)


(写真:上野動物園/撮影:裏辺金好)

●基本データ

分類:鳥綱 ペンギン目 ペンギン科
学名: Anas platyrhynchos
英名:King Penguin
生息地 :南アフリカ、南アメリカ、オーストラリア付近の南極海周辺の小島

●解説

 コウテイペンギン属のペンギンの一種で、コウテイペンギンに次ぐ大きさを持つ、ペンギンの中では2番目に大きい種類。体長は約85〜90cm、体重は8.0kg〜16.1kgです。外見的には、首周りに薄く広がったレモンイエロー、長く、左右が赤いくちばしが特徴で、またペンギンの中では比較的温暖な気候の中で生活していることから、動物園で飼育のしやすいのも特徴です。

 繁殖は植物が生い茂った窪地や、なだらかな砂浜で行われ、「ルッカリー」と呼ばれる集団繁殖地があります。しかし、巣は作りません。卵は1個産み、オスとメスが交代で約50日ほど、足の上に卵をのせて暖めます(エンペラーペンギンも同様)。そして、産まれたヒナたちは大きくなると、ヒナたちどうしで「クレイシ」と呼ばれる集団を形成します。

 小魚やイカ、タコなどが好物で、食料調達のためには200m以上も深く潜り、獲物を追います。


羽つくろい中。気持ちよさそうですね〜。

↑ PAGE TOP