アンガトラマ
     Angaturama

(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
分類: 獣脚亜目
学名: Angaturama
学名の由来:勇者
産地:ブラジル セアラ州
時代:白亜紀前期

●解説

 中〜大型の肉食恐竜で、スピノサウルスの仲間に属しています。この仲間は細長く、水の抵抗を受けにくいワニのような頭部を持ちます。また、切り裂くよりは魚をくわえるのに向く円錐状に近い歯を持っています。対して普通の肉食恐竜がもつのは、切り裂くのに向いたナイフ状の歯です。

 このようなことから、スピノサウルスの仲間は水辺に住み、魚を食べていたと考えられています。ひょっとすると、泳ぎも上手かったかもしれません。また、アンガトラマには背中の突起(棘突起)が大きく、帆が存在していたと思われます。これも、スピノサウルスの仲間の最大の特徴です。スピノサウルスの仲間はこれをディスプレイとして使ったとも、日光に当てて体温調節に使ったとも言われています。
(解説:馬藤永徳)

●ここに注目!

まるでワニのような頭部。下の復元モデルを見ていただけると解りますが、あごが長い。
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)

頭部の復元モデル。
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)

鋭いカギ爪を持っており、魚を捕獲していたとも考えられています。
(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)