メガラプトル


(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

分類: 獣脚亜目
学名: Megaraptor
学名の由来:巨大な泥棒
産地:アルゼンチン ネウケン州
時代:白亜紀後期

●解説

 大型の肉食恐竜の1つ。
 ユタラプトルのように、巨大なラプトル類(ウェロキラプトルやドロマエオサウルスの仲間)と考えられていましたが、研究が進むにつれて、むしろアロサウルスやギガノトサウルスに近い仲間であると考えられるようになりました。

 肉食恐竜の腕は、それほど強くないイメージがありますが、メガラプトルは丈夫な腕と巨大な爪を持っています。他の肉食恐竜よりも、自らの腕と爪を利用したハンティングを行っていたと思われます。ちなみにこの標本の場合、同じ場所からもう1体発見されており、群れで狩りをしていた可能性があります。
(解説:馬藤永徳)

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