トリケラトプス


(写真:国立科学博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

分類: 周飾頭亜目角竜下目
学名: Triceratops
学名の由来:三本の角のある顔
産地:アメリカ、カナダ
時代:白亜紀後期

●解説

 フリルと頭の三本角、ちょっとガニマタな前足が特徴の草食恐竜。日本では、上写真のように国立科学博物館で立派な標本をみることができます。ご存じトリケラトプス。 フリルはディスプレイだの、顎の筋肉がついていただの言われています。残念ながら、盾としては脆(もろ)いそうです。あと、フリルが個体により大きく変わるため、新しい種と思われたことがちょくちょくあるそうですね。あと、口が嘴状なのも大きな特徴。

 もう一つの特徴が足。恐竜といえば直立した前足が特徴ですが、トリケラトプスのは前足はちょっとガニマタ立ちです。

まるでティラノサウルスのライバルのように扱われることが多いですが、子供のころならさておき、成体のこんな物騒な恐竜なんてそうそう狙わなかったことと思われています。かのアメリカの学者はこの恐竜が群をなし、円陣をくんで子供を、守ったと言いますが、そうであればなおさらこんな恐竜を襲うことはなかったと思われます。
(解説:馬藤永徳)

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