恐竜・翼竜大図鑑 (3)首長竜って何だ?

○首長竜の定義とは?

 首長流は、中生代三畳紀後期から白亜紀に生息した海生爬虫類の1グループの総称のことで、分類上は、恐竜とはワニやカメよりも遠縁で、むしろトカゲや蛇に近い仲間です。

 首と頭を足した長さが大変長く、尾の長さよりも長いことが特徴です。尾どころか、たいていは胴体よりも長くなります。その姿から、「亀を貫通した蛇」などともよばれます。(上写真と下写真はタラッソメドン。北九州市立いのちの旅博物館にて撮影)。


 そのほか、肩甲骨が腹側にあることも大きな特徴です。

 

 祖先はノトサウルス類(三畳紀後期)と呼ばれる半水生の生き物であったといわれています。ノトサウルスは四肢を持っていましたが、ここから鰭をもつピストサウルスが出現し、これが首長竜の最初であるとされています。

 

 外見上は首の長いエラスモサウルス型と、首が比較的短いプリオサウルス型に分かれます(後者は頭が大きいのが特徴)。これは人為的な分類で、エラスモサウルス型の首長竜はジュラ紀後期に絶滅した後、白亜紀にプリオサウルス型の首長竜から再び進化したと考えられています。

 上写真はシリルア・ロンギコリス(国立科学博物館にて撮影)。白亜紀後期の首長竜で、こちらは首が比較的短いことが見て取れますね。

○日本の首長竜は?

 日本の首長竜としては、こちらのフタバスズキリュウが有名。1968(昭和43)年に、福島県いわき市大久町にある双葉層群玉山層入間沢部層から当時高校生だった鈴木直さんが発見し、この和名になりました。学名は、フタバサウルス・スズキイ(Futabasaurus suzukii)です。現在、国立科学博物館で展示されています。


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