作品データ DATA
TV放映期間(関東): 1979(昭和54)年4月4日〜1980(昭和55)年1月26日
劇場版三部作(TVアニメ再編集) 1981〜1982年
監督: 富野由悠季(当時は喜幸)
原作: 矢立肇、富野由悠季
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター: 安彦良和
メカニックデザイン: 大河原邦男 
音楽: 渡辺岳夫、松山祐士
漫画:機動戦士ガンダム ジ・オリジン 安彦良和作 2000(平成12)年〜角川書店「ガンダムエース」で連載中

  宇宙世紀0079,ジオン公国、地球連邦に宣戦布告!
 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、半世紀が経過。地球の周囲の巨大な人工都市は人類の第2の故郷となり、 人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいく時代。そんな中、宇宙世紀0079年、 地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、総帥:ギレン・ザビ地球連邦政府に独立戦争を挑む。開戦からわずか 1ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国軍と地球連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。

 ジオン軍が開発した大型の人型ロボット・モビルスーツ(MS)によって、物量に勝るはずの地球連邦軍の艦隊と戦闘機、戦車類は次々と撃破される。ところが、地球に降下したジオン軍は、一気に地球の大半を占領下においたものの、物資が不足しているために各地で起こるゲリラ的な地球連邦軍の反抗になかなか勝てない。

 その隙に開戦から8ヶ月後。地球連邦軍は「V作戦」を発動し、中立コロニーであるサイド7で、自前でモビルスーツ「ガンダム」「ガンキャノン」「ガンタンク」と新型戦艦「ホワイトベース」を開発。ところが、それはジオン軍の知られるところとなり、小部隊だが急襲を受けて、正規軍人の大半を失ってしまう。ところが、民間人の15歳の少年、アムロ・レイは偶然「ガンダム」に乗り込み、ジオン軍を撃退してしまう。

 こうして、ホワイトベース隊は、なんと、アムロ・レイなど少年少女である民間人や、わずか19歳のブライト・ノアら訓練生とともにガンダムのデータを持って、ジオン軍大佐シャア・アズナブルらの、執拗な攻撃に耐えながら、地球連邦軍本部・南米のジャブローに向かった。

 そしてその頃連邦軍はガンダムの量産型として「ジム」の開発に成功。圧倒的な物量を持って、疲弊しきっていたジオン軍とのミリタリーバランスを一気に逆転し、ドズル・ザビ守る宇宙要塞「ソロモン」を攻略。そしてアムロは、戦いの中で様々な出会いと別れを経験し、ニュータイプとしての能力を開花させていく。

 勢いに乗る連邦軍は、宇宙要塞「ア・バオア・クー」も陥落させることに成功。戦いの中でギレン・ザビ総帥はキシリア・ザビ少将に暗殺され、そしてキシリアもまたシャアに殺されるなどジオン軍中枢部は崩壊。ついに連邦軍はジオン軍との戦いに勝利するのであった。

 しかし、これは長きに渡る戦いの始まりに過ぎなかった・・・。