U.C.0088　機動戦士ガンダム ＳＥＮＴＩＮＥＬ

作品データ　DATA

プラモデル誌「モデルグラフィックス」にて、プラモデルと連動して小説が掲載。
大日本絵画版'89＆９０年発行　全１巻　著：高橋昌也　

このクソッタレ野郎！ 地獄で悪魔がお待ちかねだぜ！

　宇宙世紀００８８年１月、ティターンズが敗北濃厚となり、地球連邦政府は反地球連邦組織であるエウーゴを、自らの組織に取り込もうとしていた頃・・。

　そんな状況を嫌ったのが、ティターンズと同じような地球至上主義のエリート集団である「教導団」と呼ばれる、地球連邦軍の戦技研究部隊。彼らはブレイブ・ゴッドを指導者とし、小惑星「ペズン」を占拠。ニューディサイズを名乗り、地球連邦政府に対し反乱を起こした。これに対し連邦軍は、ペガサス�Vを旗艦とするα任務部隊を派遣。アナハイム社製造の最新型のガンダムタイプを多数擁するα任務部隊は、Ｓ（スペリオル）ガンダムに乗る新進気鋭のパイロット、リョウ・ルーツらの活躍でニューディサイズに、ペズンを放棄させるに至った。

　ニューディサイズは、月の都市・エアーズに降下し抗戦を続ける。途中、α任務部隊の援軍に来たはずの、ブライアン・エイノー率いるＸ分遣艦隊がニューディサイズに寝返るものの、やはりニューディサイズは敗北し、ゴッドが戦死する。残存兵力をまとめたトッシュ・クレイは奇襲という形でα任務部隊に総攻撃をかける。その中で、トッシュはかつての戦友で大親友のストール・マニングスを撃ち落としてしまい、自らもまた敗北していくのだった。