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U.C.0093 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ


●見所 Highlight
 見所・・・つーか、感想になってしまうんですが、いやあ、泣いてしまいましたよ、ラスト。主人公(ハサウェイ)が銃殺刑ですよ!そんなラストの物語ってアリ?しかも、何も知らずに、ケネス大佐から業務を引き継ごうと別室で待機している父親のブライト大佐。さらに、このブライト大佐、ケネスの後任としての仕事を最後に、いよいよ軍を辞めてレストランの親父になろうと準備をしていたところでした。そしてマフティー・ナビーユ・エリンの正体が、ハサウェイ・ノアであると発表されてしまう。相当ショックな話です。

 また、ハサウェイと言えば、機動戦士Zガンダムの頃はお母さん(ブライト夫人・ミライ)にくっついていて、無邪気に紙飛行機を飛ばしていた少年ですが、それがシャア・アズナブルに憧れ、「地球に住む人間は全て宇宙に住まなければならない。地球を自然にかえさないと、地球が死んでしまう」と、堂々と演説し、最後は銃殺です。う〜ん、泣ける・・。

 さて、この話は従来とうって変わって、主人公サイドはテロ組織です。なんと理屈をつけようとやっていることはテロ。1989年の作品ですが、今、テロ活動がお盛んな中、非常にその行為について考えさせられるところがあります。今までのガンダムはいわば、冷戦の生み出した産物だったのですが、さすが富野監督(この場合、著者だけど)と言うべきか、ここで次の時代のテーマに早速注目しているわけで(たぶん)、ここは流石だなと思います。

 そしてやはり登場するのが軍需企業アナハイムエレクトロニクス。
 地球連邦軍にほぼ独占的にモビルスーツを製造して提供しているのにもかかわらず、マフティーという反地球連邦組織にも密かにモビルスーツを製造しています。Ξ(クスイー)ガンダムもその産物。

 あと見所としては、ブライトにヒゲが生えているところと、ジェガン系の連邦軍MS・グスタフ・カール。素敵な名前だ・・・。
 
 なお、この作品は映像化されていません。そのため、小説を読むか、もしくはPS用ソフト・SDガンダムGジェネレーションFを購入して下さい。ムービー付きです。かなり面白かったです。そして、ここでついに、一年戦争から続いたアムロとシャアを中心とするストーリーは終わりを告げます。

●登場人物&声優 Characters & voice actor
ハサウェイ・ノア(マフティー・ナビーユ・エリン):佐々木望 /ガウマン・ノビル:竹村拓/(ケリア・デース、レイモンド・ケイン) 
ケネス・スレッグ:立木文彦/レーン・エイム:橋本晃一/ブライト・ノア:鈴置洋孝/ギギ・アンダルシア:林原めぐみ

●関連書籍・DVD(アマゾン書店より購入可)など
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