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A.C.0195 新機動戦記ガンダムW

作品データ DATA

放送期間:1995年4月7日〜1996年3月29日 テレビ朝日系列
DVDボックス全5巻
原作: 矢立 肇、富野由悠季
監督:池田成
シリーズ構成:隅沢克之
キャラクターデザイン:村瀬修功
メカニカルデザイン:大河原邦男、力トキハジメ、石垣純哉
衣装デザイン協力:出渕裕

  戦士は・・・
後に続く者を信じて戦えばよい!
 人類が、地球から巣立ち宇宙でも生活を営むようになった時代。
 宇宙コロニーの武力で制圧していた地球圏統一連合に対し、一部のコロニー居住者達は秘密組織を作って反乱を起こした。
 彼らは、高性能MS「ガンダム」を開発。その5体を、それぞれ美少年5人に別々に預け(この5人は面識無し)、地球に降下させるのだった。

 そしてAC(アフターコロニー)195年、連合軍内部の軍事組織OZ(オズ)の壊滅を命ぜられた5人の少年達は、流星に偽装したそれぞれのガンダムで地球へと降下。各地で軍事基地破壊の作戦を開始した。しかし、その中の1体で、ヒイロ・ユイの操るW(ウィング)ガンダムは大気圏付近でOZのゼクス特尉に撃墜されてしまう。ヒイロは浜辺に漂着したが、そこを連合のドーリアン外務次官の娘、リリーナに見つかってしまった。

 見られたからには殺さなければならない。
 リリーナの通う学校に入学したヒイロは、リリーナに「お前を殺す」というが、リリーナを前に、どうも調子が狂う。そうこうしているうちに、ヒイロはガンダムWを復旧させ、そして他のガンダムのパイロットと遭遇し、敵対することになるが、そのうちに互いに同じ目的であることを知り、協力するようになった(もっとも、特にヒイロは単独行動が好きだが)。

 そんな中、ドーリアン外務次官はOZの暗殺によって殺される。
 瀕死のドーリアンからリリーナが聞いたのは、自分が実の娘ではなく、かつて完全平和主義を唱え、OZによって滅ぼされたピースクラフト家の王女であることだった。こうして彼女も、戦いに巻き込まれていくことになる。

 さて、OZでは代表のトレーズが、OZの母体であるロームフェラ財団による無人操縦システムによるモビルドール導入に反対。OZ総帥の座を剥奪されてルクセンブルグに幽閉されながらも、ガンダムエピオンを完成させ、潜入してきたヒイロにこれを託す(このエピオンはその後、ゼクスの手に渡る)。
 
 一方、リリーナは実の兄であることが判明したゼクスの彼女・ノインらと共に完全平和主義国サンクキングダムを再建。
 しかし、ロームフェラ財団はそれを見逃さず、侵攻。やむを得ず彼女は投降するが、財団の代表・デルマイユ公爵はこのカリスマ力に目をつけ、彼女を世界国家元首・財団代表として迎える。リリーナは逆にこの立場を利用し、OZの武装解除を図る。

 ところが、兄のゼクス、本名ミリアルド・ピースクラフトがコロニー群による反連合組織ホワイト・ファングの代表となったため、リリーナは地位を追われ、世界国家元首にはトレーズが就任する。リリーナは宇宙に向かい、ミリアルドを説得すべく、ホワイトファングの本拠でミリアルドが乗る、超巨大戦艦のリーブラに入るが、幽閉されてしまった。また、デルマイユ公爵はホワイトファングによって暗殺される。

 そして、トレーズとミリアルドは覇権をかけて、宇宙でそれぞれの軍をぶつける。
 その中でミリアルドは、完全平和主義を実現すべく、リーブラを地球落下させることにより、地上に大惨事をもたらすことで、人類から戦う意志を取り除こうとしていたのだった。それを防ぐべく、ヒイロはリリーナを助け出すと、ウイングガンダムゼロに乗り、ミリアルドと戦い、これを倒した。

 そしてトレーズは、アルトロンガンダムのパイロット・張五飛と戦い、戦死。
 また、リーブラは、ヒイロと仲間達の努力、そしてウイングゼロの強烈なビームによって船体が崩壊し、ヒイロは「任務完了」といって飛びさった。

 戦いののち、地球圏統一国家が発足。
 リリーナは亡き父の功績などもあって、外務次官に就任した。
 そんなある日、リリーナは地球へ向かうシャトルのなかで整備員とぶつかったのち、自分の席で手紙を見つける。それを見た彼女は外を見て、「ヒイロー」と叫んだ。それに振り向いた整備員に対し、彼女は「今度はちゃんと手渡しなさい」と言って手紙を破り捨てるのだった。


 
棒

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