エゥーゴ試作型MS Zガンダム MSZ−006 *MGver2.0版

所蔵&撮影:八十八舞太郎


○Zガンダム  基本データ

 エゥーゴが開発した可変型MS。様々な試作MSの集大成としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発した機体で、カミーユ・ビタンの搭乗機としてグリプス戦役時に投入された。第1次ネオ・ジオン抗争の際にもエゥーゴの戦力として活躍し、ジュドー・アーシタ、ルー・ルカらが搭乗。また、多くの派生機を生み出している。今回はマスターグレードVer.2.0版を紹介したい。
 


 主な登場作品:機動戦士Zガンダム・機動戦士ガンダムZZ
 八十八所員より:初代のMGΖガンダムは「マスターグレード」ブランドが出来て間もない頃(1996年)の発売だったので、変形の都合か全体的に太めでぼてっとしたイメージがあり、より洗練されて再発売されることはファンの念願だったとか。それから約10年近く経ってついに完成となったわけで。

 実はこのΖ、自立が出来ません。変形を考慮してか踵が小ぶりなので、つま先部と水平にならないのです。
 写真では自立しているように見えますが、実は背中のスタビライザーをつっかえ棒代わりにしているという罠。
 そのため普段はスタンドが必須。っても出来が良いのでその点は殆ど機になりませんが・・・。


▼Zガンダム ギャラリー
アーマー展開
 サーベルはサイドアーマーに内蔵、アーマーの展開もこの通り。ライフルは腕にジョイントすることが出来ます。
ロングサーベル
 ライフルを利用したロングサーベルも可能。Mk-UVer.2と同様に手が合計180°曲ってくれるので、横に構えるのも楽なわけです。
ハイパーメガランチャー
 ハイパーメガランチャー。とにかく大きい。ウェイブライダーよりも長いし。ただし構造がモナカ(笑)なので、これだけの大きさの割には軽い。実のところ片手でも持てたりする。
グレネードランチャー
 グレネード用のオプションマガジンを付けた状態。この状態で前方にスライドさせると、腕に仕込まれた弾頭がせり出してくるナイス設計。
HGUC版のZガンダムと
 HGUCのものと並べてみました。
HGUCと比べると、全体的に縦長な気がします。ただし肩は若干小ぶりかな…と思ったり。
変形
 変形してみます。っても以前作ったΖプラス(C1)と殆ど同じなんですが。肩に関しては一部のブロックを中に押し込むことでクリアランスを確保。 股関節脱臼(!?)後、背中とリアアーマーの2ヶ所で固定。Ζプラスよりも遥かに固いです。
腕に関しては全く同じ。
変形2
 次はウイングを前に出します。スタビライザーに開いている穴は、MS時にウイングを固定するためのピンを挿し込む箇所。
変形3
 変形前と後のウイング比較。左がBefore、右がAfter。固定用ピンの存在が良く分かります。羽根がせり出した空間に腕が収まるようになっているので、閉じた状態では機体に密着できません。
 変形後ウイングに出ているピンはシールドを取り付けるためのもの。このピンが出てくるギミックは是非自分で組んで見て感動してください。
変形4
 羽根とシールドをかぶせたらこんな感じ(12)もう殆ど完成。
変形5
 脚とサイドアーマーを変形。この脚の変形も是非自分の目で確認してみてください。これで見ると、サイドアーマーが独立して動く構造になっていることが良く分かります。
変形6
 ライフルを取り付けて、完成。メチャクチャ薄い。中に頭と腕が入っているのが分からないくらい。脚の密着度が良いのかとにかく薄く感じられます。
HGUC版のZガンダムと
 こちらもHGUCのウェイブライダーと比較。(16)HGUCよりも薄い感じがする気が。多分HGUCと比較して前後に長いからと思われる。

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