ゲルググ(ジオン軍量産型MS)
     MS-14A
●機体について
 一年戦争末期にジオン公国軍が開発した量産型MS。汎用性に優れ、量産型としては初めてビームライフルを装備するなど、当時のMSとしては屈指の性能を誇ったが、投入されたのが終戦間際であったため満足な数が揃えられず、ジオンの苦境を救うことは出来なかった。
 それでもバリエーションはいくつか存在し、狙撃能力を強化したゲルググJ、海兵隊用に航続距離などを強化したゲルググM、そしって今回併せて紹介する、砲撃戦用のゲルググキャノンなどがある。
(解説・撮影:八十八舞太郎)

●主な登場作品

 機動戦士ガンダム、機動戦士Zガンダムなど

●八十八所員より

 「ゲルググの鼻の穴がもう5センチ大きかったら、一年戦争の歴史は大きく変わっていたであろう」
 …そんな格言があるかどうかは別として、とりあえず戦局は変わっていたかもしれない(らしい)量産型MSゲルググ。HGUCのプラモデルは、MSVの「ゲルググキャノン」とのコンパーチブル仕様。非常にガッチリとした全身像が再現でき、足裏の接地面積が広いので簡単に立ってくれます。
 特に色に関して手を加えたところはありません。せいぜいライフルのセンサーをピンクで塗ったくらい。

▼ギャラリー
シールド装着位置
 シールドは腕以外に背中に装備することも出来ます。上半身は結構大きく捻ったりできる構造。
 下半身は脚の付け根がロールするのと、腰アーマーが別に動くのとでかなり大きく可動します。
ビーム・ナギナタ
 近接専用のビーム・ナギナタ。平手は左手のみ付属。やっぱり細いのかなかなかしっかり持てません。
 アッシマーなどに付属しているスタンドを流用できるようになってますが…あのスタンド別売してくれませんか? 因みに頭部はヘルメットを交換することで、角のついた指揮官用にすることができます。
ナギナタなら何でもOK?
 ナギナタの刃の部分は規格が合えば流用できるので、他のイエロータイプのサーベルを使えます。具体的には「マラサイ」や「ガブスレイ」、「パラス・アテネ」といった辺りでしょうか。
リア
 ここから背中、腰のパーツと両腕のジョイント、頭部を差し替えて「ゲルググキャノン」になります
組み替え開始
 交換パーツ。真ん中の小さいパーツは、腰にナギナタを装備するためのジョイント。頭部に関しては丸々取り替えるようになっています。
ゲルググキャノン
 交換パーツを装備して「ゲルググキャノン」の完成(写真7)。背中のキャノン砲が特徴。設定では「ビーム・ライフルの開発が遅れていた為に、先行して装備された「キャノンパック」なんだそうです。
砲撃用意
 背中キャノンはよく動いてくれます。他の武装はナギナタに加え右腕の3連ランチャー。左腕は小型シールド。こちらも頭のヘルメットを差し替えて指揮官用にすることが可能。ピンを心持ち短くしておくと差し替えやすいです。
指揮官用ゲルググ
 ジオンの量産機揃え。最新鋭のゲルググはちゃっかり指揮官仕様に。あ…「ドム」並べるんだった…まぁいいや。
用意はいいか、野郎ども!
 我らジオン独立愚連隊、いざ出陣!!