第10回 結婚(人生の墓場)目前に使う台詞

はじめに

 以前、このコーナーで「プロポーズの台詞」を研究しました。これを参考にすれば間違いなく結婚の約束にこぎつけたはず・・・??。次にしなければならないことは、「婚約者のご両親に挨拶」です。20歳を超えていれば両親の承諾なしに結婚することは可能ですが、やはり結婚は、万人に祝福されてしたいもの。 御両親(特に父親)に、快く結婚の承諾を頂くためその台詞には十分に注意しましょう。

 もちろん、身だしなみを基本として、態度にも十分な配慮が必要ですし 自立できる経済状況など、本人の人格は大前提としますよ(これが一番難しいか…)。

●あなた→婚約者の男親

まずは軽いジャブからスタート。
「お嬢さんを必ず幸せにします」
「これからの人生、僕たち二人で歩んでいきたいんです。」
「貴方をお父さんと呼ばせてください」

●婚約者の男親→あなた

これら台詞に対して、お父様からの反撃です。
「ダメだダメだ」
「まだ早い!」
「貴様のような男に、わしの娘がやれるか!」

ごくまれに・・・
「ありがとう、君にもらってもらえるなら安心だよ。」
「ん〜、いいんじゃな〜い?」

よくあると思われるのが・・・・
「…もういい!勝手にしろ!」
「わしは式には出んからな!」
・・・・とか言いながら、結局来る、と。そんで、式に出席したお父さん。無言で泣くだの、「ちくしょお〜、何であんな男によぉ〜」と、飲んだくれるだの。と、結婚式の空気をぶち壊してくれます。心の整理がついたお父さんだったら、「いやぁ〜、よかったよかった。今日は本当にめでたいなぁ。」と式を盛り上げてくれるかでしょうなぁ。これが理想ですね。しかし、あまりにも気持ちよくなって、ここで歌でも歌われたら最悪ですが…。

●お父さん、しっかりして!

ここで、強烈な婿さんからのストレートパンチの台詞。
「もう、子供がいるんです。」
父親にしてみれば、がびーん!なことこの上なし!ボブサップの右ストレート並に目の前が真っ暗になるはず。怒鳴り散らして男(婿さん)を殴り、娘に制止されその日はそのまま帰宅。結局その後、顔をあわせることができずズルズルと子供だけ生まれてしまい、しかも・・・。
「俺達、多分このまま続けてもうまく行かないと思うんだ…」
哀れ未婚の母。あ、別にシングルマザーを否定してるわけじゃないですよ。そして父親はこう思うのです。
「嗚呼、あの時意地を張らず結婚を認めていれば、娘も孫もこう不幸になることは無かったのに…。」
・・・まあ、子供が生まれてしまえば、大抵は結婚を認めてしまうと思うんですけどね。それで結局離婚しようとも、本人は納得しますし。そのほうが娘に一生恨まれるよりよほどマシなはず。

●ちょっとテーマとは違うけど・・・・

 ところで、父親ならきっと娘から、一度は言われるでしょう、次の台詞。
「私、大きくなったらお父さんのお嫁さんになる」
至福の瞬間です。え、そんなことはない?いやいや、結構あるみたいですよ。幼少期には親に対して擬似的な恋愛感情を抱く傾向があるみたいです。僕の感覚では女児の方がその傾向は強いように思われますが…。

●まとめ

 結局全てに通じていえるのは、両親にとって我が子というのは果てしない手塩をかけた芸術作品です。まして、大抵の父親というものは、幼少期の娘に言われた「私、お父さんのお嫁さんになる」という台詞が忘れられません。男はそれを奪いに来た、敵対するのは至極当然のことかもしれません。そんな男にできるのは、ひたすら誠意を見せること、これ以外にありません。ここを乗り切れば、幸せな新婚生活は目の前です。全身全霊をかけてこの壁を乗り切りましょう!


棒