赤ちゃん あかちゃん

担当:川瀬


○青ちゃんではなく、赤なのは?
 赤くもないのに赤ちゃんと言う理由としては、この「赤」は、夜が「明ける」から来ていて、朝になって昇ってくる太陽からくる「純粋で穢れの無い」「生まれたて」「始まり」というイメージと、太陽=「赤」という印象が結びついたものだという説があります。また、「赤の他人」や「真っ赤な嘘」などの「赤」も語源は同じと考える説もあり、これは、「赤」には、「何も無い、全く無い」という意味がある、というものです。生まれたばかりの状態=何も無い状態というイメージですね。

 この場合の「赤」の語源ですが、仏前に供える浄水を意味する梵語(サンスクリット語)の「アルガ」にある、としています。この「アルガ」は漢字をあてると「閼伽(あか)」、英語に転じて「aqua-アクア」となっていますが、どうやら「空」という意味も持っていたようです。このように諸説がありますが、これが確実に正しい、と言い切れるものは無いようです(韓国語で赤ちゃんを意味する「アガ」が語源だという説もどこかで見たような・・・)。

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