しつこい&うるさい&つまらない

○「しつこい」(執拗い)とは何だ?

『デジタル大辞泉』(小学館)
1 色・味・においなどが濃厚すぎて、後に残る感じである。くどい。「脂が多くて―・い味」
2 物事にこだわって煩わしい感じである。また、つきまとってうるさい。執念深い。「―・く追いまわす」「―・い男」

大辞林 第三版 (三省堂)
1 一つのことに執着して離れようとしない。執念深い。 「− ・ い男」 「− ・ くつきまとう」 「− ・ く追及する」
2 (味・香り・色などが)濃厚である。不快なほどに強い。 「この料理の味は− ・ い」 「− ・ い香り」


○「うるさい」(煩い ・五月蠅い)とは何だ?

『デジタル大辞泉』(小学館)
1 物音が大きすぎて耳障りである。やかましい。「隣の話し声が―・い」
2 注文や主張や批評などが多すぎてわずらわしく感じられる。細かくて、口やかましい。「―・い小姑(こじゅうと)」「規則が―・い」「ワインにはなかなか―・い」
3 どこまでもつきまとって、邪魔でわずらわしい。また、ものがたくさんありすぎて不愉快なさまにもいう。しつこい。「ハエが―・くつきまとう」「この写真はバックが―・い」
いやになるほどにすぐれている。
5 いやになるほどに、こまごまといきとどいている。
技芸がすぐれている。
◆古くは、いきとどいて完全であるさまを、わずらわしく感じる意と、よしとする意の両面からいった。

大辞林 第三版 (三省堂)
1 音が大きいのがじゃまになる。音が大きいのでやりきれない。やかましい。 「工場の騒音が− ・ い」
2 しつこくて,やりきれない。 「− ・ い蠅(はえ)だ」 「− ・ くつきまとう」
3 小さいことまで,いちいち文句を言うのでいやだ。口やかましい。 「何かと− ・ いおやじだ」
4 物事に対して見識をもっていて,細かいところまで気にするさま。 「彼は料理には− ・ い」
5 面倒くさくて,いやだ。わずらわしい。 「− ・ い問題が起こったものだ」
6 いやになるほどに優れている。完全で親しみが持てない。 「いふかひあるかたのいと− ・ かりしものを /源鈴虫」
7 技芸が優れている。うるせし。 「たなばたの手にも劣るまじくて,その方も具して,− ・ くなむ侍りし /源帚木」
8 わざとらしくて,いやみだ。きざっぽい。 「見苦しとて人に書かするは− ・ し /徒然35」
〔 「五月蠅い」 は,五月の蠅はうるさいことから戯れた当て字

*所長注:というわけで、「うるさい」は実は良い意味もあるという衝撃(?)の事実が明らかに。日本語って、1つの言葉で両方の意味があったりするので、面白いというか、分かり難いというか。

○「つまらない」(詰まらない)とは何だ?
[連語]《動詞「つまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》

『デジタル大辞泉』(小学館)
1 おもしろくない。興味をひかない。「―ない映画」
2 とりあげる価値がない。大したものではない。「―ないものですが、お収めください」
3 意味がない。ばかげている。「―ないうわさ話で時間をつぶす」
4 それだけのかいがない。ひきあわない。「ここでやめたらそれこそ―ない」

大辞林 第三版 (三省堂)

1 満足感がなくてさびしい。心が楽しくない。 「話し相手がなくて−・ない」
2 興味がもてない。おもしろくない。 「− ・ない小説」
3 とりあげるだけの価値がない。取るに足りない。下らない。 「− ・ないものを買ってしまった」 「− ・ないうわさ」 〔 「つまらないものですが」 などの形で,相手に贈る品物を謙遜していう場合にも用いられる。 「−・ないものですが,召し上がって下さい」 〕
4 ばかばかしい。不利益だ。 「盗まれては−・ない」
5 得るところが少ない。するかいがない。 「− ・ないやせ我慢をしたものだ」

棒