邪魔(じゃま)と邪見(じゃけん)

○「邪魔」とは何だ?

デジタル大辞泉

[名・形動](スル)《3が原義》
1 妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。「邪魔な物をかたづける」「勉強を邪魔する」
2 (「お邪魔する」の形で)訪問すること。「今晩お邪魔してよろしいでしょうか」
3 仏語。仏道修行の妨げをする悪魔。


大辞林 第三版

( 名 ・形動 ) スル
@さまたげること。さまたげになるさま。また,その物。 「 −が入る」 「勉強を−する」 「 −な枝を切る」 「仕事の−になる」 「子供を−にする」
A(「おじゃまする」の形で)他家を訪問すること。 「四時にお−します」 〔訪問する際,また,訪問先から帰る際の挨拶(あいさつ)の言葉としても用いる。「少しだけお−します」「大変お−いたしました」〕 → 御(お)邪魔
B仏道修行のさまたげをする悪魔。


 今回注目していただきたいのは、邪魔という言葉が仏教用語、しかも悪魔に由来するという点。さらに紐解くと、お釈迦さまの修行を妨げる“心の悪魔”を意味しているそうです。

○「邪見」とは何だ?

デジタル大辞泉
[名・形動]
1 よこしまな見方・考え方。不正な心。
2 仏語。因果の道理を無視する誤った考え方。五見・十惑の一。
3 「邪険」に同じ。

 「邪」つながりで、邪見という言葉も見てみると、こちらも仏教用語が語源。詳しく見てみますと、こういうことだとか。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

仏教用語。サンスクリット語で悪しき見解という意味。仏教では見という語をしばしば特に誤った見解の意味に使い,根本煩悩の一つに数える。これに薩迦耶見,辺執見,邪見,見取見,戒禁取見の5つ (五見) があり,いずれも誤った見解であるが,特に因果の道理を否定する見解はいちばん悪質なので,それを邪見という。


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