ドイツ語入門編(9) 数詞の話(ドイツ語の数字)

 今回は箸休め、数詞のお話です。

○数詞

 基本となる数詞をまず挙げることにしましょう。まず0から19まで。

0
null 
10
zehn ツェー
1
eins インス
11
elf ルフ
2
zwei ツヴァ
12
zwölf ツヴェルフ
3
drei ド
13
dreizehn ドイツェーン
4
vier フィー
14
vierzehn フィアツェーン
5
fünf フュンフ
15
fünfzehn フュンフツェーン
6
sechs クス
16
sechzehn クツェーン
7
sieben ズィーベン
17
siebzehn ズィープツェーン
8
acht ハト
18
achtzehn ハツェーン
9
neun イン
19
neunzehn インツェーン

発音規則26.[z]

 破擦音tsにあたります。ズと読まないように注意!

発音規則3-2.[chs]

 chsは[ks]と発音します。

 一般に誤解されていますが、ドイツ語の「1」はein「アイン」ではなくeins「アインス」です。

 13から19までは、それぞれ3から9までの数詞に-zehnをつけて作られます。ただしsechzehnとsiebzehnは元の数詞の語尾が消失していることに注意。sechszehnとかsiebenzehnではありません。

 次に、20,30,40といった、一の位がゼロの二桁の数字です。こちらは基本的に-zigという語尾をつけて作ります。

2
zwei ツヴァ
20
zwanzig ツヴァンツィヒ
3
drei ド
30
dreißig ドイスィヒ
4
vier フィー
40
vierzig フィアツィヒ
5
fünf フュンフ
50
fünfzig フュンフツィヒ
6
sechs クス
60
sechzig クツィヒ
7
sieben ズィーベン
70
siebzig ズィープツィヒ
8
acht ハト
80
achtzig ハツィヒ
9
neun イン
90
neunzig インツィヒ

 ここでも、sechzigとsiebzigに注意。また、zwanzigとdreißigもちょっと不規則です。

発音規則7-1.[-ig]

 語尾においてiの後ろでgは[ç]という発音になります。つまり[-ig]で「〜イヒ」。ただし、その後ろに更に語尾がついた場合には「〜イグ〜」という発音になります。König ケーニヒ 王様、Königin ケーニギン 女王様

 さて、次は端数のある二桁の数字の言い方です。これがちょっと独特というか、変な言い方。
 まず一の位の数字を言って、それからund「〜と」をつけ、十の位の数詞を言います
 つまり、23はdreiundzwanzig ドイウントツヴァンツィヒ(3と20)。57はsiebundfünfzig ズィープウントフュンフツィヒ(7と50)という言い方をします。また、こういったundで繋いで言う数字の時は1はeinsではなくeinにします。71はeinundsiebzig アインウントズィープツィヒ。しかもここで書いたようにundの前後にスペースを入れませんので、読みにくいことこのうえなしです。まあアラビア数字で書けばしまいなんですが。

 さて、百以上は規則的です。
 100は(ein)hundert。einは省略してもかまいません。以下、200はzweihundert、300はdreihundert、vierhundert、fünfhundert、sechshundert、siebenhundert、achthundert、neunhundert。数詞には複数形がないので、hundertを複数形にしてはいけません。
 1,000は(ein)tausend。これもhundertと同様に変化します。zweitausend、dreitausend、……
 10,000はzehntausend。20,000はzwanzigtausend。……
 100,000は(ein)hunderttausendです。
 1,000,000、すなわち百万はein Millionです。Millionは数詞ではなく名詞です。つまり複数形があり、また、hundertやtausendのようにくっつけて書くことはしません。Millionの複数形はMillionen。二百万はzwei Millionenです。


 端数の出る数字では、大きい方から順番に数字を言っていきます。一の位と十の位だけ逆に言うのです。

 67,483 siebundsechzigtausendvierhundertdreiundachtzig


 うわ、読みにくっ。読みやすいようにハイフンを入れてみます。sieb-und-sechzig-tausend-vier-hundert-drei-und-achtzig(7と60千4百3と80)。以下ではハイフンを入れて表記しますが、本来はハイフンなどないということに注意して下さい。まあこんな単語が出てきたらまず鉛筆で区切りのところに線を入れますけど。


 年号は、二桁づつ区切り、〜〜hundert……、という言い方をします。

 1945年 neunzehn-hundert-fünf-und-vierzig
 1848年 achtzehn-hundert-acht-und-vierzig
 645年 sechs-hundert-fünf-und-vierzig


 但し、百の位がゼロになる場合は、〜〜tausend……、という言い方をします。
 1067年 ein-tausend-sieb-und-sechzig
 2007年 zwei-tausend-sieben

 さて、次回はついに複数形のお話。つまり、複数形の作り方と、複数形の格変化の話です。

棒

→言語研究所トップページへ
→裏辺研究所トップページへ