護衛艦「ひゅうが」型
       Hyuga-class helicopter destroyer

DDH-181「ひゅうが」(撮影:裏辺金好)
●基本データ
種別
警備艦(DDH)
主機
ガスタービン(COGAG)・2軸
登場年
2009年
速力
30kt程度
基準排水量
13950t
搭載容量
11機
全長
197m
乗員
約490名
全幅
33m    

●兵装一覧
 Mk−41 垂直発射機1基(16セル SUM&SAM)
 Mk−32 324mm単魚雷3連装発射管2基
 Mk−15 20mmCIWS2基
 12.7mm機銃

●解説

 ヘリコプター搭載護衛艦「はるな」型2隻の老朽化に伴い、後継として建造されたヘリコプター搭載護衛艦。「あたご」型の7700tの1.8倍以上の13950tと大型化。2013(平成25)年8月に、「いずも」型が進水するまでは、海上自衛隊最大の護衛艦であった(「いずも」型の就役は2015年3月)。

 ヘリコプターの運用能力の向上や護衛隊群旗艦の能力を求められた結果空母と同じ形の艦首から艦尾まで遮蔽物が無い全通甲板を装備する事となり、これによってヘリコプター3機同時発着艦が可能となった上、「はるな」型ではヘリは3機までしか搭載することが出来なかったが本型では格納庫の大型化によって11機まで搭載することが可能になるなど飛躍的な能力の向上に繋げられた。

 本型の主な任務は対潜水艦哨戒である。対潜哨戒ヘリコプターのSH−60Jを搭載し広域に渡り哨戒することが可能となり、近頃増えつつある不審船や国籍不明潜水艦への効果が期待されている。また空母と同じ容姿を持つ本型はF35やハリアーなどのV/STOL機の運用も可能ではないかと疑問視する声があるが、甲板に耐熱処理を施していない以上、そのようなジェット機の運用は不可能である。
(解説:鯛風雲)

艦番号
艦名
竣工日
DDH−181 ひゅうが 2009年3月18日
DDH−182 いせ 2011年3月16日

●「ひゅうが」一般公開時の様子(2009年4月11日撮影)


(撮影:裏辺金好)


(撮影:裏辺金好)


(撮影:裏辺金好)


「ひゅうが」に駐機するSH-60J
(撮影:裏辺金好)


艦載クレーン
(撮影:裏辺金好)


Mk.41 mod.22 VLS
対空用のESSM(発展型シースパロー)、対潜水艦用の07式垂直発射魚雷投射ロケット(新アスロック)を収容。
(撮影:裏辺金好)


甲板から格納庫へエレベーターで降りた状態。
(撮影:裏辺金好)


(撮影:裏辺金好)


(撮影:裏辺金好)


(撮影:裏辺金好)