T−54/T−55


T-54
(撮影:フランス ソミュール戦車博物館/撮影:秩父路号)

●基本データ

登場:1946年
重量:35.5t
全長:9.00m
全幅:3.27m
全高:2.40m
乗員:4人(データはT−54)

●解説

 T−54は1946年に制式化され、1947年に量産車が登場したソ連の主力戦車で、主砲として砲塔にD-10T 100mmライフル砲を装備。1951年製造分からは砲塔が背の低い半卵状の形に変更されている。このほか、主砲の安定装置を備えたT−54Aや暗視装置を備えたT−54Bなどが登場し、中国ではT−54Aをライセンス生産した59式戦車が中国戦車の基礎となっている。

 1958年からは対NBC防御用のPAZシステムを搭載したT−55が登場。全体的なフォルムはT−54と変わらないものの、砲塔上の換気扇カバーが有るのがT−54、無いのがT−55と区別できる。

 T−54を含めて1977年までに96,000両以上が生産され、68か国が使用。未だに現役である国も多く、湾岸戦争やイラク戦争、やシリア内戦、リビア内戦でも使用され、見かける機会は多い。また、様々なバリエーションが誕生している。

●バリエーション


T-54
(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)

T-55。ソビエト連邦で開発された中戦車。上写真はバリエーションの1つ、T-55AM。
(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)

T-55 AM2B。チェコスロバキアで生産された東ドイツ陸軍の改修型。サイドスカート、主砲上のレーザー測遠機などが追加されています。
(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)


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