16式機動戦闘車


10式戦車とともに国土防衛の要として導入が進められる。
(撮影:kajibooh)

●基本データ

登場:2013年
重量:26t
全長:8.45m
全幅:2.98m
全高:2.87m
乗員:4人

●解説

 2013(平成25)年に試作車が誕生し、2016(平成28)年度予算から調達が開始された装輪装甲車で、即応機動連隊の要として配備が進んでいる。試作及び生産は三菱重工業。
 
 近年、世界の陸軍では装甲車の誇る高い走破性、戦車が有する攻撃力を併せ持った装輪戦車というジャンルが注目を集めており、16式機動戦闘車もその一種である。

 すなわち、戦車と異なり履帯(クローラー)を持たず、8輪コンバットタイヤで車体を支え、570馬力のディーゼルエンジンによって最高速度100km/hで自走する事が可能。これによって素早い展開が可能である上に、74式戦車と同等の火力を持つ52口径105mmライフル砲を主砲とし、90式戦車や10式戦車には若干劣る火力ながらも、最新の「91式105mm多目的対戦車りゅう弾(特てん弾)」などを使用することで、大差ない威力を有しているほか、優れた射撃統制装置により走行間射撃でも高い命中精度を実現している。

●ギャラリー


(撮影:kajibooh)

(撮影:kajibooh)

(撮影:kajibooh)

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