裏辺研究所軍事・戦術研究所 > 戦車論棒

戦車論第6回 戦車の初期開発史(4)フランス


○進化する戦車(フランス)

 そしてフランスでもやはり戦車開発は進められていた。 ルノーR35ホチキスH35/H39ソミュアS35、そしてシャールB1重戦車。 これらはその開発当時に於いてドイツ戦車よりも優秀な性能を有していた。特にソミュアS35は当時の最優秀戦車と賞される性能を持っている。

 フランスの戦車もまた、第一次世界大戦で開発された戦車の諸仕様の見直しを実施し、 再設計した所はイギリスと同様である。

 にもかかわらず完成した戦車がイギリス戦車よりも高性能を有し得たのは、 第一次大戦ではフランスの土地が主戦場となった為であるかもしれない。 いや、それ以上に第一次世界大戦で開発した戦車が余りにもお粗末だった事が原因かもしれない。

 塹壕やトーチカを踏破するのが目的の戦車であるが、 その時のフランス戦車はトーチカはともかくも、 塹壕が越えられなかったものが存在した。

 そう言う理由も相まって、 第一次大戦終結から第二次大戦までの間に、 フランスは実に様々な戦車開発を実施し、その成果を上げていた。 その成果こそがルノーR35やホチキスH35/H39、ソミュアS35、 そしてシャールB1重戦車だったのである。


 さらにフランスはマジノ要塞を代表として兵制装備の改革に余念はなかった。

 他方イギリスは、第一次大戦での経済的打撃に直面し、 また、当分ヨーロッパ方面では戦争が勃発する可能性を低く見積もっていた為に、すべての兵制改革に遅れを取る事になる。

 
 ヨーロッパで飽くなき戦車開発が進んでいる頃、 日本やアメリカもまた戦車開発に勤しんでいた。


棒

△このページの一番上へ
→軍事・戦術研究所トップページへ戻る
→裏辺研究所トップページに戻る