城の見方ガイド(3) 天守にも色々な縄張りがある

○お城のシンボル、天守

 多くの方が、天守で城をイメージされるのではないかと思います。しかし一口に天守と言っても、城によっていろいろな形があります。今回はその中でも、天守の縄張りについて御紹介しましょう。

 
 まず、天守の縄張りは基本的に「独立式」「複合式」「連結式」「連立式」の4つに大別されます。なお、小天守と書きましたが、付櫓の場合もあります。

 上写真の宇和島城天守は、独立式。要するに、天守1つのみ。例外として小天守や櫓が付いていた場合でも、直接の出入口が天守である場合も、独立式と分類します。

 松江城天守は、ご覧のように複合式。天守の前に付櫓が付いており、ここから出入りする構造です。

 熊本城天守は連結式。天守と小天守の間を渡櫓で結んでいます。

 姫路城天守は連立式。これは、天守と小天守群が、渡り廊下を介して環状につながっている形式です。

 基本パターンは以上ですが、松本城天守のように天守と小天守が渡櫓でつながり、さらに天守の前に付櫓があるという、複合式と連結式の合体もあります。これはそのまま、複合連結式といいます。