名古屋城 なごや
所在地:愛知県名古屋市
交通・最寄駅:名古屋市営地下鉄名城線 市役所前など

西南隅櫓(重要文化財)と大天守。西、南両面には、軍事用の石落しを張り出して屋根を付けているのが特徴。名古屋城の遺構としても貴重である。
名古屋城を模して建造された愛知県庁。1938年の建築で、帝冠様式という建築部類。なお、隣の愛知県庁も形は違うが帝冠様式。

 関ヶ原の合戦後、徳川家康が江戸幕府安泰のための東海道の要所として、および大坂(大阪)方への備えとして築城したもの。加藤清正・福島正則・前田利光ら20ヶ国の大名が普請に参加し、1612(慶長17)年に本丸御殿を除く、大部分が完成した。
 尾張徳川家の本城として栄え、明治維新後も天守閣、本丸御殿が残る立派な城であったが、太平洋戦争で空襲に遭い、一部の櫓、門を残して消失。今残っていれば、確実に姫路城を超える世界遺産であっただけに、残念でならない。
 1959(昭和34)年10月に天守閣は鉄筋コンクリートで外観復元。ただし近年、外部には大きなエスカレーターがつくなど、仕方のない事とは言え、雰囲気はぶち壊しに。
 なお、2010年に向けて本丸御殿の復元が進行中。幸い、実測図面もあり、さらに壮麗な襖(ふすま)は滅失を免れていたため、往時を偲ばせる立派な物が完成する事であろう。
(写真・本文:裏辺金好)