広島城 ひろしま
所在地:広島県広島市
交通・最寄駅:
広島電鉄 紙屋町東/アストラムライン 城北駅

復元された二の丸 少し歩くと縮景園がある。江戸時代は城の領域に隣接していたのだろう。

 1589(天正17)年、毛利輝元によって築城が開始され、1591年に広島城に移った。今では外堀などもすっかり埋められ、随分小さな印象を受ける城だが、当時は付近一帯を囲む非常に巨大な城。特徴は天守閣にあり、大天守1つに南と東に小天守を配置する方式をとっていた。

 しかし、小天守は明治維新後に解体され、残った大天守も国宝に指定されたまではよかったものの、原爆投下により消滅。現在、1958(昭和33)年に、大天守のみ鉄筋コンクリートによって外観復元されたものが建っている。

 また、平成2年に木造で二の丸の門や塀が復元され、これによってようやく多少、城らしい雰囲気を取り戻している。他にも広島城内には、大本営跡の礎石や、城の堀の外には軍の使用した建物の門なども残されており、戦争遺跡としても非常に価値のある場所となっている。
 なお、毛利氏以降は、関ヶ原の戦い後より福島正則、彼の改易後は浅野家が領有し、明治維新まで存続。

(写真・本文:裏辺金好)