微斜長石(びしゃちょうせき/Microcline)


(撮影:神奈川県立 生命の星・地球博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

 分類:ケイ酸塩鉱物
 モース硬度:6
 (※鉱物を互いに傷つけあって、どちらが硬いか10段階の数字。最も硬い「10」がダイヤモンド)
 光沢:ガラス光沢
 へき開:二方向に完全

●解説

 長石グループの鉱物で、三斜晶系のカリ長石の1つ。同じ組成のものとして、単斜晶系のものは正長石として区別されていますが、特別な場合を除いて肉眼で見分けることは出来ません。
 上写真は微量の鉛によって青緑色に色付いたもので、アマゾナイト(天河石)として知られています。ヒスイやトルコ石に似た色合いで、古代エジプトでは宝石として使われていたほか、最近ではパワーストーンとして販売されています。主にブラジルで産出。

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