鉄道のあゆみ
15.地方で働く大手私鉄の車両

元・東急7000系は弘南鉄道、福島電鉄、豊橋鉄道、北陸鉄道などへ。
(福島電鉄 福島駅にて)

富山地方鉄道で活躍する西武鉄道の特急レッドアロー。
(富山地方鉄道 宇奈月温泉駅)

富山地方鉄道で活躍する京阪電鉄の特急3000系。現在も1編成が京阪で活躍(富山地鉄 新魚津にて) 三重県の三岐鉄道は、西武の車両を使用。
富士急行、一畑電鉄、高松琴平、伊予鉄道で活躍する京王5000系。(高松琴平電鉄にて) 同じく京王5000系の伊予鉄道車。
(写真は左、上2つが雑学の博物館より提供)

▼所蔵品解説

 東京や大阪などで使われ、古くなった車両はどうなるのでしょうか。国鉄・JRの場合は地方に車両を回していくのですが、大手私鉄の場合は、2両編成などに改造の上、地方のローカル私鉄に車両を売却することが多く、特に東急、京王電鉄の車両は全国で重宝されています。
 富山地方鉄道のように自社オリジナル車両、元・西武鉄道特急レッドアロー、元・京阪急行特急型3000系を一緒に走らせているような例もあり、思わぬ組み合わせが思わぬ場所で見ることも出来ます。
 また、営団地下鉄の車両が長野電鉄で、名古屋市営地下鉄の車両が高松琴平電鉄で活躍するように、地下鉄の電車も第2の職場で活躍しています。
 
 国内のみならず海外にも車両は売却されます。アルゼンチンのブエノスアイレスで活躍する営団丸ノ内線の旧型、インドネシアのジャカルタで活躍する元・都営三田線の車両(熊本でも活躍)、ロシアやタイで活躍する国鉄の急行型キハ58系は、異色の存在といえるでしょう。
 こうした中古車両は、非冷房だったローカル私鉄の環境改善に大きく貢献しています。
*写真 
三岐鉄道、高松琴平、伊予鉄道は雑学の博物館より。