2010年10月29日〜30日 新幹線を撮影しながら宮島・岩国へ


母方の祖母が、広島にある我が実家に遊びに行くことになったため、付き添いで私も広島へ向かうことに。仕事を午前中で失礼して、東海道新幹線への玄関口となる小田原駅へ向かいます。

最短での広島への帰宅方法が「ひかり」→名古屋乗換え「のぞみ」パターンなのですが、「ひかり」の本数が少ないため、小田原駅で1時間ほど待つことに。小田急5000形(上写真)の撮影を行おうと企みますが、着いた瞬間に撮影完了。

「本数も減っていることだし、次に5000形が入線するのは何分になるか解らんな」と考え、良い機会なので新幹線の撮影に向かうことにします。が、新幹線ホームから見ていると、次から次へと5000形(5200形)が小田原駅に登場。うむ、選択肢を間違えたか。

というわけで、まずは700系「のぞみ」。

300系「こだま」。いまや貴重になってきたJR東海所属の編成です。


JR西日本所属の300系「こだま」が入線。この次の「ひかり」で名古屋へ向かいます。ところで、JR東海所属の300系がすべて引退した後も、JR西日本の300系は東海道新幹線で活躍を続けるのでしょうか?


そして名古屋駅でJR西日本所属の300系「ひかり」を後追い撮影。

深い意味はありませんが、700系「ひかり」。


ラストに広島駅で100系「こだま」を撮影するも、この汚れ具合は酷い・・・。う〜ん、特別料金を取っているのですから、これは如何なものかと思うのですが。


翌日は宮島の厳島神社と岩国の錦帯橋などを見に行くことになりました。広電宮島口駅に行くとラッピングされたグリーンムーバーが。


IC乗車券「PASPY(パスピー)」PR車両のようで、マスコットキャラクターなどが描かれていました。ゆるキャラとは少し異なる、ちょいワルな熊は、公式ホームページによりますと
「ぼくの名前は、くまぴー。」
中国山地からこっそり降りてきたスパイのツキノワグマ。PASPYのマントを羽織っていて、どんなところへも飛んで行きます。サングラスの下はつぶらな瞳をしています。
さまざまなところに登場し、時には乗務員や受付係員に変身します。
ということだそうです。素敵!

そしてJRの連絡船で宮島へ向かいます。

船の上から厳島神社の全景を撮影。先月も氷川副所長、馬藤所員と見たばかりですけど、何度見てもその雄大な姿は素晴らしい。


さて、商店街を歩いておりますと「揚げもみじ」というのを発見。銘菓「もみじまんじゅう」を油で揚げたもので、大変に美味。出来立ての温かい味に似ていたのも良かったのかもしれません。

厳島神社に参拝する前に、今回は先月の訪問は省略しました、豊国神社本殿(千畳閣)の内部を見学します。


ここは豊臣秀吉が、安国寺恵瓊に命じて建立させた建物ですが、着工から10年余、1598年に秀吉死去に伴い工事は中断し今に至っています。以前は仏像をまつっていましたが、明治元年の神仏分離令により、仏像は大願寺へ。現在は豊国神社として秀吉をまつっています。

奥に五重塔を臨みながら、立派な柱が並ぶ廊下を撮影。


その後、厳島神社を参拝します。ネタとしては先月と変わりありませんので、ブログの記事としては省略します。

さて、引き続きまして山口県岩国市の名勝「錦帯橋」へ。5連のアーチが非常に美しい木造の橋で、錦川の上に架かっています。

岩国城と錦川対岸にある城下町をつなぐため、岩国藩第3代藩主の吉川広嘉が杭州の西湖にある「錦帯橋」をモデルにして1673年に架橋させたのが始まりで、現在の橋は2001年〜2004年にかけて橋体部分を架け替えたものです。

橋脚の石垣や川床の石畳は、何度か流出するも、その都度、流された石材を集めてきて再構築されているため、創建時からの部材が残っています。

山上には岩国城の天守閣が見えますが、これは本来の場所とは少し別の場所に復元され、錦帯橋との見栄えを良くしたものです。


橋を渡り終えると、こんな店が。お茶漬け、ラーメン、カレー、ハバネロなども・・・。

藩政時代の名残をとどめる古建築も色々残っています。こちらは岩国藩家老香川家表門。約300年前、香川正恒が建てたもので、山口県指定文化財となっております。

こちらは旧目加田家住宅。18世紀中ごろに建てられたと思われる武家屋敷で、国の重要文化財に指定されています。中級武士の家屋として全国的にも非常に貴重なものです。


1884(明治17)年に藩主の旧館跡に創建された吉香神社(きっこうじんじゃ)。吉川家の先祖を祭る三社を統合したもので、社殿そのものは1728(享保13)年に横山の白山神社に建てられたものを移築したもので、国の重要文化財に指定されています。

その一角にある錦雲閣。1885(明治18)年に旧館跡が公園として開放されるのに伴い、櫓に似せて建てられたものです。現在は岩国市指定文化財となっています。


最後に岩国徴古館の外観を撮影。1945(昭和20)年、戦時中に完成した博物館で、物資不足のために鉄筋ならぬ竹筋コンクリートを使用した構造や、錦帯橋をモチーフにした内装などが特徴だそうです。

錦帯橋周辺の観光は裏辺研究所スタッフ一同で訪問した2003年より久しぶりの訪問。台風の影響もほとんど無く、大変充実した観光となりました。祖母にも見せることが出来てよかったよかった。

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