2011年5月28日〜29日 美しくなったキハ80系を求めて北海道へ


三笠鉄道村の保存車両たちが美しく再塗装された・・・という情報を入手しまして、4年ぶりに行ってみることにしました。同行するのは4年前と同じくデューク所員。函館こそ昨年訪問していますが、その他の北海道エリアは、その4年前の旅行以来、一度も訪問しておりませんので、非常に楽しみです。さてさて、どのような成果になったのやら。

と、本編に入る前に29日に札幌人さんの案内で苗穂〜白石間で撮影した寝台特急「トワイライトエクスプレス」をご紹介。札幌人さんからレンズを借りて撮影したのですが、これは非常に美しい・・・。そして、DD51の迫力をバッチリ写せたと自負しております。

さて、毎度のごとく早朝の羽田空港へ。デュークさんと合流し、「ねんりん家」のホットバームクーヘンを頂きます。バームクーヘンはここが一番ですなあ。

そしてAIR DOの機材を使って運行されるANAのコードシェア便に乗り込み、いざ北海道へ!

続いて平和駅で特急「オホーツク」を狙うべく待機したところ、寝台特急「トワイライトエクスプレス」が横を通過。まあ、冒頭に掲載しましたように翌日にベストショットが撮影できましたので、これは良しとしましょう。

まずは721系を撮影。

そして、やってきましたキハ183系特急「オホーツク」。4年前と異なり、網走方が貫通型の先頭車になっています。よく見ると721系とデザインはそっくり。

札幌方は従来どおりの先頭車です。

コンテナを使ったJR貨物の宣伝。

そして789系特急「スーパーカムイ」を白石駅で撮影し、岩見沢駅へ向かいます。
岩見沢以北の列車は711系天国ですので、構内にもいくつか留置されています。

旭川方向からピカピカの711系が入線。721系が邪魔だったので、跨線橋から1枚。

DE15。

で・・・タクシーという高額な手段を使いまして三笠鉄道村の三笠ゾーン「三笠クロフォード公園」で保存されているキハ80系を最初に見ます。昨年、再塗装が実施されたようで、この美しさ、有難き幸せ。

4年前はこの有様でした。これでも編成単位で保存されているだけに感動しましたが。

これでトレインマークが付けられていれば、現役ですといわれても違和感ありません。

キシ80も美しく蘇っています。

丘の上から1枚。駅に入線するキハ80系に見えなくも無いですね。

ちなみに丘では芝桜が満開。

公園の風景として1枚。

あまりにも素晴らしいので、もう一度近づいて撮影します(笑)。

DD51や貨車など、その他の車両たちも美しい姿になっていました。
屋外保存はどうしても塗装の劣化が困り者なのですが、こうやって綺麗な姿だと、現役時代を彷彿とさせるのがいいですね。

続いて三笠鉄道記念館がある幌内ゾーンへ。早速、キシ80を使った食堂車が見えてきました。なにやら、新手の国鉄色に変更されたようです(笑)。

以前はこのような状態でした。

施設内の車両はすべて塗り替えが完了。動態保存されている蒸気機関車もピカピカです。

迫力あるDD14 1号機。

キハ56系も美しい状態になっています。

キハ22形もご覧の通り。

DD51形が牽引する旧型客車。現役さながらの雰囲気ですね。

こうして大満足で岩見沢駅へ戻ります。バスの接続の関係で、途中からタクシーを使うという、また痛い出費をしましたが、往復で7000円程度。まあ、時間の有効活用を考えれば致し方ないですね。地元経済にも少しは貢献できましたし。

最後に、旧北海道炭礦汽船鉄道岩見沢工場(現・JR岩見沢レールセンター)を敷地外から撮影し、この地を後にします。今度は一気に小樽まで進撃しますぞ。

さて、今度は小樽総合博物館にいる保存車両を見るべく、岩見沢から直通する列車で向かいます。途中、苗穂運転所には普通と微妙に違う塗装のキハ40系が・・・。これは、強馬力に2両が改造されて誕生したキハ40形400番台だそうです。

そして小樽駅に到着。1934(昭和9)年の建築で、国の登録有形文化財。現在、創建当時の姿に復元することを兼ねたリニューアル工事の真っ最中です。もう完成していたと思っていたのですが、まだまだこれからだったんですね。

さて、小樽市総合博物館に入ります。総合・・・とはなっておりますが、前身の施設の時と同様に鉄道がメイン。館内では、鉄道記念物である「しづか号」こと7100形蒸気機関車(7106号)+い1号客車が出迎えてくれました。

さすが、館内にある車両は綺麗ですね。

そして屋外に出ると多数の保存車両がいます。準鉄道記念物であるキハ82 1は必見。・・・ですが、この室外機は一体・・・。思ったよりも外観が綺麗であっただけに、これにはガッカリします。まして、その後ろのキシ80は色あせ、さらに内部は飲食スペースに改造済みで原形をとどめていません。

それでもキハ82 1の内部に入ることが出来るのは大きな収穫。スズメバチがいたので、大急ぎで退散しましたが・・・。

キハ56 23・キロ26 107・キハ27 11。やっぱり、少々残念な状態であります・・・。

もう少し綺麗だと・・・。

それでもキロ26の内部に入れるのは素晴らしい。車両の真ん中部分に大きなスクリーンが設置されて、車内の写真は半分からしか撮影できませんが。

・・・こちらは綺麗に塗装されているはずなのですが、なぜか色合いが通常と異なるという。少ない(と思われる)予算の中で頑張っていることはよくよく解るのですが、どうしてこう突っ込みどころが満載なのかが残念です。

キハ03 1。全体像は見られませんが、車庫の中にいるために綺麗な状態です。

知る人ぞ知るマニ30 2012。旧日本銀行所有の現金輸送用荷物車です。

車内も少しですが見ることができます。職員の長距離移動に備えた構造だったんですね。

オハフ33 364だそうですが・・・。
こ、この状態は・・・。う〜む。

DD51 615。一見すると美麗に見えますが、ナンバープレートが一部なくなっています。

しかも、反対側はボロボロという。・・・なぜ?

アメリカから購入したアイアンホース号という1909(明治42)年製の蒸気機関車が運転されるなど、魅力もたっぷりの博物館。車両が綺麗な状態だったら、どんなに素晴らしいことかと思います。

海に非常に近いこともあり、なかなか保存は大変だと思いますが、立地条件は三笠よりもいいことですし、なんとか頑張って欲しいですね。

さて、小樽市総合博物館で保存されている車両たちを見たあとは、7年ぶりに小樽の近代建築を散策します。これについては、既にホームページで公開していますので、そちらをご覧ください。近代建築の美しさもさることながら、7年前のコンパクトデジカメと現在のデジタル一眼との画質の違いにも感動(笑)。

その後、小樽市内でデュークさん推薦の寿司店へ。
・・・美味しそうでしょう。1貫だけで300円とか400円とか・・・。上写真はデュークさんが前菜として(笑)食べただけです。

私は海鮮丼を頂きました。1700円ぐらいでしたかね、非常に美味しくいただけました。

夜はデュークさん推薦で全日空ホテルに宿泊。普段は東横インばかりですので、久しぶりの高級ホテルに目が点(笑)。値段を考えると東横インもクオリティ高いですけどね。



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