2011年7月16日〜17日 京都・奈良の名所旧跡を巡る


灼熱地獄(?)だった前日ですが、さすがに朝5時の奈良は涼しい様子。というわけで、水澄所員と2人で早朝散歩に出かけました。いきなり東大寺近くで、鹿の群れと遭遇。ここ、普通の道路なのですが。

そして興福寺東金堂と五重塔を撮影。両方とも国宝です。

こちらは復元中の中金堂。かなり大規模な建築になりそうで、完成が楽しみです。

国指定重要文化財の南円堂。

その背後には国指定重要文化財の三重塔もありました。五重塔ばかりに目が行ってしまい、今まで知りませんでしたが、こんな搭もあったんですね・・・。

そして南下して、古い街並みが残る「ならまち」エリアを散策。

近鉄による観光ポスターの撮影場所となった、この部分の風景は特にいいですね。

そして旧大乗院庭園を敷地外より撮影。朱塗りの橋が水面に写っていて、素晴らしい対照的な景観を作り出しています。

こちらは1909(明治42)年に建てられた奈良ホテル。

そして荒池から興福寺五重塔を撮影し、ホテルへ帰還。氷川副所長たちと合流して朝風呂と朝食・・・と優雅に過ごします。

そして京都から呼び寄せたゼニガタ所員も加えて、再び興福寺へ。

あ、こらゼニガタッ! 歩く道徳の教科書と呼ばれる私と水澄所員に何をさせるというのだ!!

つづいて春日大社に向かいますが、その途中で奈良国立博物館本館(国指定重要文化財)を撮影。1894(明治27)年の建築です。

その近くには旧奈良県物産陳列所(国指定重要文化財)があります。1902(明治35)年に竣工し、現在は奈良国立博物館仏教美術資料研究センターとして使われています。

ちなみに宇治の平等院鳳凰堂を意識しているそうで、両翼の形状には鳳凰堂に通じるところがあります。

そして思いのほか、長かった参道を行きまして・・・。

朱塗りが鮮やかな春日大社に到着。

国指定重要文化財の中門・御廊。この先に本殿がありますが、この中門から先は見ることが出来ません。

続いて東大寺へ。大仏も凄いですが、この南大門にまずは圧倒されます。

お馴染みの金剛力士像。お見事、躍動感タップリです。

さあ、巨大な大仏殿の中へ。

写真にすると大きさが良く解らなくなるのですが、何度見ても巨大なお姿には脱帽するほかありません。さて、このあとは正倉院を外から見まして平城宮跡へ向かいます。

目的はこちら、復元された大極殿。ただし、この後の予定もギリギリの状態なので、朱雀門近くの駐車場から望遠で撮影します。かえって近づいて撮るよりも雰囲気がいいかも・・・。

朱雀門、そして奥に大極殿という景観が見事に再現されました。これぞ、平城京の中心である平城宮です。ただ、あくまでも推定の形状のため、当時が実際にどのような雰囲気だったのかは解りません。

ちなみにこの場所、良くも悪くも近鉄奈良駅への線路が通っています。列車も次から次へとやってくるので、早く先に急がないといけないにもかかわらず、少々撮り鉄・・・。

貫通扉の形状が面白い京都市営地下鉄の車両。

これで終了・・・と宣言しつつ。

まだ未練がましくもう1本撮影し、今度は奈良を南下していきます。

さて、奈良市内の観光を終えた後は県道169号線沿いに南下。奈良県天理市柳本町の、この古墳密集地帯(柳本古墳群)を見ます。

まずは前方後円墳の行燈山古墳(崇神天皇陵)。崇神天皇は、実在可能性のある最初の天皇だそうで、ヤマト政権初期の大王の陵墓です。すっかり木が生い茂り、周囲の堀が無ければ、何なのかサッパリという感じですね。全長は242mと、かなりの大きさです。

その東隣には櫛山古墳というのがあります。4世紀前半に築造された全長155mの古墳で、前方後円墳のような形状をしつつ、後円部先端にも前方部に匹敵する大規模な祭壇部があることから、双方中円墳と分類されています。

それから少し南下し、天理市渋谷町にある渋谷向山古墳(景行天皇陵)を見ます。・・・形が判然としませんが、これも前方後円墳で全長310mの大型の古墳です。4世紀後半の築造だと考えられています。上から見たいなあ。

さらに南下して奈良県桜井市にある箸墓古墳へ。全長280mの前方後円墳で、3世紀中ごろから後半の築造と考えられ、卑弥呼の墓と有力視されている古墳です。 宮内庁により第7代孝霊天皇の皇女、倭迹迹日百襲姫命大市墓として管理されており、自由な立ち入りは出来ません。一般の案内でも箸墓古墳とは書かれていないので、ネットやカーナビで地図検索するときには要注意。 通常は倭迹迹日百襲姫命大市墓と表記されています。

そして法隆寺へ。これで3回目となる法隆寺で、前回は2007年11月に訪問しています。デジカメも2代前なので、また違った雰囲気で撮影できると気合を入れます(笑)。

法隆寺の魅力は、やはり西院伽藍が古代からしっかりと変わらず残っていることですね。どうやら聖徳太子の時代のまま・・・とまでは言えないようですが、少なくとも7世紀後半の再建時からは変わらぬ姿の様子。 1300年前からこの状態だと思うと、ロマンを感じずにはいられません。

法隆寺夢殿。国宝で、奈良時代の建築です。

さらに車をかっ飛ばしてもらって、閉門ギリギリで京都府宇治市の平等院になだれ込みます。今日は昼飯をしっかりと取ったという理由もありますが、相変わらずギリギリな見学コースです。私と氷川副所長以外は全員初めて見るそうで、お喜びいただけて良かった良かった。

さらにゼニガタ所員が夜から大津市で用事があるということで、これに便乗して琵琶湖を見に行くことに。偶然、C57 128号機に出会ったので撮影しておきます。

そして琵琶湖! ・・・正直、これと言った感動はありませんが、氷川副所長の甥っ子さんには地理を勉強する上でぜひ見ておいて欲しかったのです。 こうして、相変わらず盛りだくさんの観光は終了。3連休の最後の日は自宅で体を休めるべく、京都から自宅に戻るのでした。

新横浜駅では300系(JR東海所属J55編成)の回送に出会ったので撮影。まだまだ新しいような感じがしますが、もう直ぐ引退するんですねえ。乗るときはN700系の方が良いですが、外観は300系の方が・・・。

さてその後、水澄所員は我が家に2泊してアニメ&ゲーム三昧。私も久しぶりにコードギアス反逆のルルーシュR2をぶっ続けで見たり、PS3でアナザーセンチュリーエピソードRをやったりと、グダグダな休日を過ごさせていただきました。

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