2011年10月1日 関東鉄道キハ350形と水海道の町並みを撮影


本日は間もなく引退を迎える関東鉄道のキハ350形を狙いに下館へ。と、その前に中野駅や新宿駅で、色々な車両の動画を撮影しておきます。中野駅では東京メトロ東西線の車両を狙いますが、これがなかなか難しい。 向かい側のホームから列車が発車するシーンを撮ろうとするのですが、ご覧のような状態に直ぐなってしまうので、対象物単体で映すことが出来ません。とりあえず、05系の初期車についてはこのまま発車シーンを録画しておきました。 ムービーについては、後日紹介します。

さて、新宿でムスタファさん、ロクマルサンさんと合流して湘南新宿ライン(宇都宮線)、水戸線を乗り継いで下館へ。すっかり上野から姿を消して久しい415系を見ます。

それから、独特なカラーリングの真岡鉄道の車両を撮影。

真岡鉄道のDE10 1535号機。ナンバープレートが金文字でした。

そして関東鉄道ホームに入線するキハ350形を撮影。この車両を見るのは昨年、運転体験をさせていただいて以来です。

下妻駅でしばらく運転停車していたので、その合間に1枚撮影。こちらには引退を記念するヘッドマークが取りつけられていました。

心地よいエンジン音や車体の揺れを楽しみながら、列車は終点の水海道駅へ。

続いて駅の近くにて、水海道駅を発車するキハ101形を撮影します。

そして、これまた運転体験以来久しぶりに、レンタサイクルを利用して水海道車両基地へ。途中、キハ2200形(2201)がやって来たので撮影します。・・・ん?塗装が最新鋭のキハ5000形と同じになっております。なんと、この4月に変更されたのだとか。今調べて驚きました。

さて、公道から水海道車両基地を撮影します。まず目に入ってきたのはキハ102。

そしてスカイブルー塗装のキハ350形も未だ現存していました。去年見たときとは場所が違っていましたので、それ以来動くこともあったのでしょうか。

ツートンカラーもたまりません!ぜひ、走っているところを撮りたかったものです。

車両基地に並ぶ関東鉄道の車両群。イベントでもないのに、こうした並びを堪能できるのはある意味で凄い話です。

反対側から。一番右のキハ301形は、随分と塗料が落ちてきましたが、去年と変わらない場所で留置されております。 そして、この後は信じられないことに昼飯を、ちゃんとした場所で、旅行中に食べるという、極めて一般的には当たり前の行為をした後に、旧水海道市中心部に残る近代建築を散策します。

それでは、観光案内所でもらった地図を元に水海道を散策してみることに。まずは、これは昨年も行きましたが旧水海道役場である二水会館を見ます。1913(大正2)年の建築です。

・・・かなりシャッターが閉まったり、時が止まったような商店が続く中、よくよく見ると改変を受けながらも古い商家が数多く残っていることに気がつきます。一部には説明の看板が地元によって取り付けられていました。 こちらは1937(昭和12)年に建築された北川質店。

北川歯科医院。説明板はありませんでしたが、これはまさに戦前の一時代に流行したスタイルですね。塀の雰囲気も良く、これはたまらん。

こちらは矢口金物店。修復すれば重厚な輝きを取り戻すはず。

五木宗レンガ蔵。明治中期に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定。水海道は水運の町として発展した場所で、このレンガ蔵を所有する五木田家は河岸問屋として財を成した家の1つ。当主は代々宗右衛門を名乗ったことから、「五木宗」と通称するのだそうです。

こちらは竹村酒造店。1753(宝暦3)年の創業で、現在の酒蔵は1903(明治36)年に建てられたもの。しかし・・・何だか色々なものが撤去されたようで、しかも酒蔵の中も作業員さんが写真を撮られていました。先行きが少し気になります。

旧報徳銀行水海道支店。1923(大正12)年の建築で、報徳銀行を皮切りに様々な銀行が建物を使用してきました(玄関上は、色々な銀行のネームプレートをつけたり剥がしたりしたと感じさせる雰囲気)。 2004(平成16)年からは空き店舗で、内部は金庫を除けばカラッポです。

江戸屋薬輔。1859(安政6)年に建てられたものです。

火の見櫓も何だかレトロな雰囲気。

旧水海道小学校雨天体操場兼講堂(現・武道館) 1932(昭和7)年に建てられたものです。

このほか、雰囲気の良い看板建築の建物も多数。景観を整えれば、レトロな雰囲気を堪能できる場所として、充分に活性化できるのではないでしょうか?

さて、折角なので関東鉄道を乗り潰すことに。続行の列車がキハ350形ではありますが、ここは新旧車両の乗り比べといきましょう。

取手駅で常磐線に乗り換えようとすると、651系スーパー・・・では無く、フレッシュひたちが通過。全然フレッシュじゃありません。とは言え、私が子供の頃に颯爽と登場した651系は、今でもとても印象深い車両。格好いいですね。

そして北千住で下車し、旧日光街道沿いを歩きます。こちらも古い町屋建築が数多く残っております。そして・・・活気があります。水海道から来ると、大変失礼ながら余計に感じました。

そして、この立派な唐破風を持つ屋敷みたいな建物・・・キングオブ銭湯とも呼ばれる「大黒湯」に行ってきました。1929(昭和4)年創業時の面影を今に伝える素晴らしい建築と、なんと庭付き露天風呂まであると言う、素晴らしい銭湯でございました。

最後に旧千住郵便局電話事務室(=1929年築)を撮影。7年ぶりに撮影しましたが、相変わらず使用されていないままのようです。オフィスビル建築の魁として、少しでも長く建っていて欲しいものですが・・・。

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