2012年6月3日 江ノ島・鎌倉を散策


この日は宇宙に関する新コーナーを立ち上げるべく、我が家に集まった所長&味野源次さん&馬藤所員。ところが集合して早々、「ちょっと昼飯を買ってくる」(所長)、「ちょっとアニメイト行って来る」(味野)の会話から何がどうなったか、気がつけば片瀬江ノ島駅に三人は降り立っていましたとさ。

味野さんは江ノ島に行ったことが無く、馬藤所員もこれだけ我が家に来ているにもかかわらず、江ノ島そのものには行った事が無い(周辺部は歩きましたが)とのこと。よしよし、では私がご案内することにしましょう。

まずは実に無難に徒歩で江ノ島に入ります。

多くの観光客でにぎわう江ノ島神社の門前町。味野さんは、丸焼きたこせんべいを購入。写真を撮り忘れましたが、インパクトのある商品です。

さて、江ノ島神社を参拝します。

江ノ島神社中津宮。

途中、丸々と太った猫がいました。

さらに奥へ進み、江ノ島の背後に回ったところにある公衆トイレでは、こんな凄い蛇口が・・・。江ノ島は龍にまつわる伝説を持った場所であり、こうした故事に基づくモニュメントのようです。

江ノ島神社奥津宮。さすがにここまで来る観光客は少ないようで、静かな雰囲気。本殿は天保13年に再建されたものです。

さて、こんなエリアにまでやってきました。ここから、江の島岩屋という洞窟に入っていきます。

洞窟といっても、藤沢市が管理しているもので安全に整備されているわけですが、波の侵食によって出来たこの場所は、弘法大師や源頼朝も訪れるなど、古来より信仰の対象となってきました。第一岩屋(奥行152m)と第二岩屋(奥行56m)から成り、まずは第一洞窟を見て行きます。

だいぶ姿かたちを失っていますが、昔の人たちが奉納した石仏などがあります。

これは・・・。これは・・・。 UNKOではありませんか!UNKO! (※ユーエヌケーオーと、オブラートに発音しましょう)

ちなみに、こんなのを渡されて歩くことになります。 (*注:一人一本で、片方は私のろうそくです)

続いて第二洞窟に向かいますが、途中には亀石がありました。

ゴツゴツとした、この地形も非常に魅力的。東尋坊ほどではありませんが、非日常的な空間に来た気がします。

第二洞窟は短いので、あっという間に終点に着きます。

由来があるのはわかりますが、正直これは微妙。完全なテーマパーク状態です。と思いながらも写真を撮る所長。しかしまあ、デートコースには最適ですな!

外の風景を改めて撮影。

私は久しぶりに来ましたが、実に面白い風景。

激しく打ち寄せる波。

カメラのシャッタースピードを上げて、色々と遊んでみました。

帰りは船で江ノ島の入口にまで戻ります。同じ道をもう一度戻るのは辛い・・・。

ついでに江ノ島電鉄の江ノ島駅近くの龍口寺も久しぶりに訪問。大本堂は1832(天保3)年の建築です。

五重塔もあります。1910(明治43)年の建築ですので、今や築100年を越えた古建築ですね。

自分が撮影したかっただけ、という疑惑もありますが、江ノ島〜腰越間の路面電車区間も御紹介。大型車両が道路の真ん中を堂々と走行する姿は、何度見ても面白いですね〜。

さて、本来はこれで終わる予定でしたが、味野さん、馬藤所員共に鎌倉も行った記憶は殆ど無い(行ったのは幼少の頃の話)とのことでしたので、もう原稿の執筆作業は放り出し、鎌倉をベタに観光することになりました。

オバマ大統領が食べたとかどうかのオバマッ茶アイスをA氏が堪能しながら、鎌倉大仏へ到着。大きさでは、先日見た牛久大仏の120mにはるかに及ばないですが、やはり風格は鎌倉大仏は格別です。 観光客の数も非常に多く、記念撮影される方も非常に多い。古来から多くの人が、こんな感じで訪れているんだろうなあと思うと、改めて感慨もひとしおです。

別角度から一枚。本日は雨の予報のはずが、実に天気が良い!

続いて江ノ島電鉄で鎌倉駅に到着。鎌倉方の20形(21編成)は、藤沢〜鎌倉間の全線開業100周年を記念したレトロ車両でした。

そして、これまた非常にベタに鶴岡八幡宮へ。

この高低差のある建物配置が迫力を増してくれます。

ちなみにこの日は結婚式が行われており、雅な花嫁さんや、雅楽の生演奏も堪能できたりして、お得な観光となりました。

続いて徒歩で建長寺へ。山門は1775(安永4)年の建築で、下層部より上層部が大きく張り出しているため、非常に迫力があります。

法堂(左)と仏殿(右)。法堂は1814(文化11)年、仏殿は1628(寛永5)年の建築です。

1628(寛永5)年に建築された唐門。はて、こんな綺麗な装飾が施されていたかと思いましたが、以前の写真と見比べてみたら、やはり最近修復されたようです。

いやはや、実に立派!

続いて円覚寺へ向かいますが、その途中にある明月院(めいげついん)にも立ち寄ってみます。こちら、「あじさい寺」という別名を持つほどのアジサイの名所。残念ながら、満開にはもう少しといったところ。

個人的にはアジサイよりも、こちらの方丈の一室にある・・・。

この風景が非常にオススメ。まるで絵画の一部分を切り取ったかのような感じ。 見る角度を変えれば、見える風景も少し変わるというのも、またイチオシです。

また、鎌倉ならではの風景である「やぐら」と称される、岩を掘りぬいた墓室もあります。

ラストは円覚寺。山門は1783(天明3)年の建築で、こちらも堂々たる姿です。

こちらの庭園も見所の一つ。夕暮れ時で、何ともいえない絶妙な色合いでした。 というわけで、突発的に訪れることになった江ノ島、鎌倉。色々な友人を何度も連れて行っているはずですが、今回は特に様々な魅力に触れられた気がします。見れば見るほど、味わいが深くなるということかもしれませんね。 味野さん、馬藤さんお疲れ様でした。

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