2012年7月14日・15日 伊豆急で東急8000系復刻車と箱根で富士屋ホテル・ユネッサンへ


3連休初日。午後からは氷川副所長、水澄所員と箱根に遊びに行くという予定がある中、午前中は伊豆急行の撮影に出かけてきました。何でも、東急時代の無塗装で運行中の8000系に加えて、本日限定で、やはり東急時代の赤帯に復元された8000系の合計2編成を使用したイベントを開催するとか。 前述の所用のため、イベントそのものは参加できそうに無いですが、発車ぐらいは撮影できそうだったので、見に行かねば!という次第。


そこで東海道線名物、特急「踊り子」用の185系による普通伊東行きに乗車しますが、この日は東海道線が見事に遅延。2ドアの宿命、乗降に手間取っているうちに、益々遅延し、次の駅でお客さんがたくさん待ち・・・の繰り返し。大幅な遅延で伊東駅に到着してしまいました。

予想外の所要時間に驚きながらも、伊豆急行の伊豆高原駅に到着。251系特急「スーパービュー踊り子」が発車間際だったので、後追いで撮影しました。

狙いの8000系は、まだホームに入線しておらず構内で待機中でした。いやあ、これは懐かしい姿ですねえ。

駅構内では様々な車両が停泊中。100系もいますね〜。

後ろに2100系の編成の半分を従えた状態。奇しくも同一塗装のため、何とも面白い感じです。

さて、とりあえず駅の外に出てみます。すると、こんな石が。

江戸城富士見櫓の築城石だそうで、当時、石を運んだ風景を再現していたようです。歴史好きとしては、あんな重い石を運ぶことが出来た原理がわかる、非常に魅力的な展示。

で、駅前の踏み切りから構内にいる8000系を撮影しようと企んだのですが、踏み切りに到着したところで、8000系は駅に入線しておりました。さて、8000系のその他の写真については、企画特集をご覧いただければと思います。

さて、8000系の発車を見送り、これで箱根に向けて出発・・・と思いきや、なんと100系が駅構内を行き交ってくれまして、有難いことに撮影することが出来ました。

また、編成を半分にされた2100系の入れ換え作業も撮影成功。先ほど紹介した2100系の片割れですね。

そして、また251系を撮影し・・・。

185系特急「踊り子」で小田原に向かうのでした。

さて、伊豆急行の終点である伊豆急下田駅がある下田市は、アニメ「夏色キセキ」の舞台で、「踊り子」の車内にはこんな宣伝が・・・。アニメを見ていないので、内容は全く知りませんが、最近はこのようにアニメとのコラボレーションが非常に多いですね。 様々な形で観光振興につながれば、非常に良いことだと思います。

伊豆急行を撮影した後、小田原駅に戻り昼過ぎに氷川副所長、水澄所員と合流。 まずは箱根登山線の風祭駅で下車し、カマボコの老舗である鈴廣の「かまぼこ博物館」を散策。ううむ、これはカマボコを食べたくなります。

ここではカマボコの歴史や栄養などを学べるほか、職人さんたちがカマボコを作っている風景を間近で見ることが出来たり、カマボコの製造体験も出来たりします。

かまぼこ博物館の外観。

その隣が鈴廣蒲鉾本店と、鈴なり市場。数多くのカマボコ商品を買うことが出来ます。どれも美味しそうだったのですが、これから宿泊に行くため、翌日に色々と買わせていただくことにしました。

そして風祭駅に戻ると、目の前を7000形特急「はこね」が通過していったので撮影。

そして箱根湯本駅に到着すると、1階に「えう゛ぁ屋」なるエヴァンゲリオンの土産がオープンしていました。ちょうど本日の開業だったようです。残念ながら、未だにエヴァンゲリオンをゲーム以外で見ていないため、訪問は省略。

さて、昼食を済ませた後で箱根登山鉄道に乗車。折りしも、旧型車両であるモハ1形が2編成並んでいました。この日の箱根登山鉄道は大盛況で、結局右の編成に乗ることは出来ず、後続の左の編成で出発することになりました。

そして、宮ノ下駅で下車して富士屋ホテルに到着。 1878(明治11)年7月15日に、山口仙之助が外国人向けの宿泊施設として老舗旅館「藤屋旅館」を買収・改築したのが始まりの由緒あるホテルで、1966(昭和41)年からは国際興業グループに所属。

上写真の本館は1891(明治24)年の建築で、この建物を初め多くの施設が国の登録有形文化財と近代化産業遺産に指定されています。 それでは、まずは本館の内部の写真を。また、午後4時から開催されたホテル散策ツアーに参加しましたので、他の建物の内部も撮影できました。合わせてご紹介しましょう。



タイムスリップしたかのような格調ある空間が広がります。





1930(昭和5)年建築の主食堂。

1階にはバーがありますが、ここは元々はビリヤード場だったそうです。

2階のメインダイニングルーム「ザ・フジヤ」。3代目社長の山口正造が天井の高さや、装飾にこだわりぬいた和洋折衷の内装で、超絶に豪華な施設。その分、夕食の代金も貧乏人には手を出しづらい価格(1万円以上は当然)で、残念ながら所長一行は遠慮することに。

1906(明治39)年建築の西洋館。

こちらは1936(昭和11)年建築の花御殿。内部には何と、温泉を使用したプールもあり、堪能させていただきました。

また、ホテルの背後には山の斜面を利用した広大な日本庭園があります。

様々な場所で見られる滝も見事なもの。

また洋風の庭園もあり、こちらも美しい姿です。

さて、我々が宿泊したのは1960(昭和35)年建築のフォレスト館。富士屋ホテルで最も新しい施設・・・だそうですが、それでも52年前の施設。外観は当時の建物らしく、味も素っ気も無いシンプルすぎる構造ですが、さすがは高級ホテル。 部屋は広々としており、さらに老朽化を感じさせず、しかしレトロな感じも漂う、素晴らしい雰囲気の部屋でした。

このほかの写真については別途、ホームページで紹介していこうと思いますが、従業員の皆さんのサービス、おもてなしは見事なもので、素晴らしいホテルでした。今上天皇、昭和天皇をはじめ、チャップリン、ヘレン・ケラーなど国内外の著名人や王族が宿泊した歴史ある空間にいられた、というのも、何ともしびれるものがあります。

日曜日は富士屋ホテルをゆっくり出て(所長の旅行にしては非常に珍しい!)、箱根小涌園 ユネッサンを堪能します。 2009年のGWにも同じメンバーで立ち寄りましたが、当時は水着を持参していなかったため、温泉ゾーンにしか行くことができず。しかし、ここの魅力は普通の温泉だけじゃない。


コーヒー風呂!

ワイン風呂!!

緑茶風呂!!!

映画「テルマエ・ロマエ」でお馴染み、クラゲ鑑賞風呂!!!!

さあ、童心にかえってレッツ、ウォータースライダー!! 以上の写真は施設外観を除いて氷川副所長による撮影ですが、とにかく昼過ぎまで3人で大満喫。そして、さすがは箱根。少し肌寒いぐらいで、避暑になった感じです。 この日は、カマボコを買いに行った以外は、ここだけで終了。 いやはや本当に楽しい場所でございました。

↑ PAGE TOP