2014年5月25日 山形で東北六魂祭を見る


 今年は山形で5月24日(土)・25日(日)に開催された東北六魂祭。駅のポスターを見ながら、職場の同僚に「行ってみる?」と気軽に尋ねたところ、「前々から興味があったので行く」との回答があり、24日の仕事終わりに、新幹線に乗り込み、仙台へ。 25日に山形日帰り往復という選択肢もありましたが、わざわざ24日の夜に仙台へ行ったのは、上写真の牛たんを食べるためでした。
 何度か仙台に行っていますが、なぜか牛たんを食べようと思うと、列車の時間の都合だったり、どの店も混んでいて・・・だったので、ついに夢が果たせました。肉の旨味が口の中へ見事に広がる最高の味でした。

25日の朝は、仙台駅からスタート。

朝の支度をモタモタしていたおかげで、阿武隈急行の車両撮影を逃すという残念な結果になりましたが、久しぶりにSAT721系を撮影。

後ろはJRのE721系500番台。どちらのカラーリングも非常に美しいです。

続いてやってきたSAT721系は何やら側面が賑やかです。

調べてみると、イオンモール名取との共催による「第7回トレインお絵かきコンクール」の大賞作品だとか。子供らしい絵なのではありますが、非常に車体に映える配色で、これは非常に綺麗。こんな車両が運行されているとは思いませんでした。

それでは、13年ぶりの乗車となる仙山線で山形へ向かいます。快速に乗ったところ、とにかく停車駅が少なく、ハイスピードで走行するのに驚きました。ようやく停車した山寺駅で、列車交換待ち合わせの時間を活用して、ホームから山寺を撮影。

そして終点の山形駅へ到着。さすがは東北六魂祭効果で、6両編成での運転でした。E721系自体、洗練されたデザインですが、長編成だとさらに魅力的ですね。

さて、JR山形駅西口を出て山形城へ向かいます。山形城も東北六魂祭の会場の1つとなっていますので、続々と人が集結中。

多くの人がイベント会場へ向かう中、まずは誰も注目していない旧済生館病院本館を見ます。初訪問ではないので、以前にこのブログでも紹介しましたが、1878(明治11)年の建築。山形の近代医学を語る上で欠かせない建築ですね。

さて、山形城内では直径3mの大鍋による芋煮が販売されておりました。

ホテルの朝食バイキングを堪能していた身としては、大変満腹状態ではあったのですが、山形の芋煮は大好物なので、300円で購入して美味しくいただきました。

また、山形城本丸では一文字門枡形の復元工事が進んでおり、まもなく土塀も完成する状態でした。これは復元が完了したら、また訪問せねば!!

さらに、山形城の東側にある公園も会場の1つ。

ここでは秋田の竿燈、仙台の七夕飾り、そしてその下で山形の花笠音頭が披露されていました。東北六魂祭ならではの風景ですね。

続いて商店街を歩きます。こちらの小川は、御殿堰(ごてんぜき)。1624(寛永元)年、山形藩主の鳥居忠政が造らせたもので、生活用水と農業用水の確保を目的にしていました。名称の由来は、山形城の堀に繋がっていたこと。 こういう空間が中心市街地にあるのは、なんとも気分が落ち着きますね〜。

そんな御殿堰の上には、仙台七夕まつりの飾りが。

さらに山形市役所前にも仙台の七夕飾りが。ここは本当に山形か?(笑)

また、山形市役所では午後のパレードに向けて準備中の、福島の「わらじ祭り」のわらじと・・・。

青森の「ねぶた祭」の「ねぶた」が待機していました。

また、六魂フードパークが開設されている旧山形県庁にも久しぶりに行ってみました。内部の様子は以前の訪問の様子を紹介していたはずなので、割愛するとして。

旧県庁2階から見た風景。

六魂フードパークは大盛況で、一応我々も並んでみましたけど、とても食べられる状態ではありませんでした。結局、パレードの時間が迫ってきたので、さしあたって昼食抜きです。とほほほ・・・。

さて、昼飯を断念して東北六魂祭のパレードを見に行きますが、完全に場所鳥のタイミングを逸してしまい、微妙な場所から見ることに。とは言え、パレード自体は十分に堪能できました。 まずは、秋田の竿燈まつり。何となく提灯みたいのが沢山・・・というのは知っていましたが、まさかここまでドキドキハラハラな演武とは思いませんでした。この人、どのようにして一人で竿燈を持ち上げているのかと申しますと。

何と、この状態なのであります。人間業とは思えませぬ。

当然ながら、持ち上げられたり、倒れたり・・・の連続。本当にドキドキしました。これは非常に刺激的なお祭りで、ぜひ秋田でたっぷり堪能してみたいです。

続いて地元の山形から総勢470名による花笠音頭。伝統的な踊りもあれば・・・。

よさこいソーラン祭りのごとく、切れの良いシャープな動きに、傘を高速回転させる、若者向けの(?)花笠音頭まであり、非常に楽しめました。

続いて盛岡からは「さんさ踊り」。こちらは太鼓の音がドンドコ心に響き、非常に威勢が良いものでした。格好も派手ですねえ〜。

福島は「わらじ祭り」。巨大わらじがこちらに迫ってくるほか、その後ろでは何だか良く解らない今風のダンスが披露されていました。

七夕祭りの仙台はパレードで何をするのかと思いきや、伊達政宗や松尾芭蕉などの衣装に身を包んだ人たちに率いられ、すずめ踊りが披露。

そして青森は、派手な帽子をかぶった人たちに率いられ・・・。

もちろん、ねぶた祭りの「ねぶた」が大通りを練り歩きます。1台しか来ていないことに残念がっている人もいましたが、ねぶたを初めてみた私には、相当な迫力でした。 お祭りとしてはこの程度堪能し、山形駅へ向かいます。

さて、帰りの新幹線の時間まで約1時間30分以上ありましたが、たまには余裕を持った行動を・・・ということで山形駅に戻ったところ、恐ろしい長蛇の列が駅前に展開されていました。どうやら、入場制限されているようです。 ちなみに新幹線指定席を予約済みの乗客は専用ルートから駅へ自由に入ることができるので、お土産を買った後に駅へ向かいました。

入場制限のため、駅ホームは人が殆どいない状態。一方、普段は在来線の列車の本数が1〜2時間に一本程度の山形駅は続々と列車が発着していきます。それだけの運転本数を確保できる車両があったんだ・・・。

普段は運転されない、かみのやま温泉行きの列車が数多く運転されています。

無機質な雰囲気の701系ですが、4両編成でも多少の迫力が出ますね。

719系も次々と入線してきます。

また、仙山線は6両編成のE721系が次々と発着。

左沢線は4両編成のキハ100形も運転されています。

山形新幹線も山形駅折り返しの「つばさ」が数多く運転。

新塗装が来ないものかと淡い期待をしていましたが、そういう事は無し。とは言え、新塗装は放っておいても増えていきますので、旧塗装をしっかり記録できたほうが良いとも言えます。

そして、帰路に乗車したE3系「つばさ」はE3系1000番台でした。

最後に、東京駅到着後に八重洲口を散策。今更ながら、初めてグランルーフを見ました。贅沢な空間の使い方ですね〜。

東海道新幹線が見えるかと思いましたが、壁面緑化で遮られており無理でした。ちなみに2階にわずかにある店舗は、大半がドコモやスマホアクセサリーの店でした。ドコモはともかく、ここでスマホのアクセサリーを買う人がいるのか・・・??

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