2014年6月21日〜22日 室蘭&函館本線撮影記


ひょん君最高顧問が北海道に行くというので、軽いノリで私も行きますと反応し、仕事帰りの飛行機で新千歳空港へ。時間の都合上、急行「はまなす」に乗車し、苫小牧駅へ向かいます。

2004年の正月に乗って以来の「はまなす」。14系座席車に乗ること自体も、それ以来かもしれません。

ホームライナー的な役割もあるようで、デッキにも立客が出るほどの盛況ぶり。もっとも、2席確保して、うち1つを荷物置き用にしている、不届き千万な乗客も散見されたのも原因ですが・・・。せめて周りの状況をよく見てほしいものです。

短い乗車時間でしたが、苫小牧駅に到着。実に幸せな時間でした。

さて、駅前の東横インにチェックインしますが、この日は夕食を食べそびれていたので、ローソンへ。北海道に来てローソン・・・というのも。なんだか「もやっと」しますが、北海道限定ザンタレ丼というのがあったので購入。 ご飯+鶏肉。以上。というのが凄いですな。

さて翌朝である21日。ひょん君最高顧問と合流して早朝の苫小牧駅へ。貨物が次から次へと通過していきます。物流の大動脈であることが感じられますね。

そしてお目当ての、急行「はなます」を撮影。明るい時間帯に撮影できるのは、この時期限定。

後追いもバッチリ撮影。座席車+寝台車という組み合わせも、今では本当に珍しくなりましたね。

さて、またまた貨物を撮影しつつ・・・。

苫小牧駅で見られる様々な列車を撮影します。まずは721系。

キハ141系と733系。

キハ150形。こんなところまで運用されているとは知りませんでした。

キハ40系。

日高本線専用色のキハ40系。

731系とキハ40系日高本線。

最後に、出発を待つキハ141系を撮影し、一旦ホテルに引き上げます。こうやって見ると、苫小牧駅は実に多種多様な車両が見られるものだと驚きました。 ・・・711系が運用されていた頃に撮影に行くべきだったと、今頃後悔しております。

苫小牧駅での撮影後、室蘭本線社台〜白老間にて寝台特急を中心に色々と撮影を行います。まずは、寝台特急「カシオペア」。

続いてキハ150形による普通列車。室蘭本線の普通列車の場合、電化区間でも今やディーゼルカーだけの運用(特急「すずらん」の室蘭〜東室蘭間を除く)。しかも、単行というのが悲しい状態です。

続いてキハ183系特急「北斗」。

最後尾はスラントノーズ車でした!

続いて、間もなく活躍が見納めとなる寝台特急「トワイライトエクスプレス」。車両の老朽化が原因といわれ、それは間違いないとは思うのですが、北陸新幹線開業で、金沢から東がすべて別路線になってしまうから、ということも廃止の理由では・・・と思います。

DF200形牽引の貨物列車。

キハ281系特急「スーパー北斗」。

キハ141系による普通列車。今度は2両ですか・・・。

785系特急「すずらん」。北海道新幹線開業後の、特急「スーパー白鳥」用789系の転用先次第では、大きな変化があるかもしれませんね。

またまたキハ183系特急「北斗」。

こちらも最後尾はスラントノーズ車でした。

コンテナ満載!DF200形牽引の貨物列車。迫力が凄いですな。

この区間での〆は、寝台特急「北斗星」。機関車から客車まで、塗装が統一された実に美しい姿です。さて、次は偶然見つけた若干の史跡観光タイムに入ります。

ひょん君最高顧問の運転するカーナビを眺めておりますと、白老元陣屋という文字が見えてきたので、鉄道撮影の合間に突撃することに。最高顧問いわく「行くと言うと思った」。

ホームページで既に掲載しておりますが、簡単に書けば幕末に江戸幕府が東北諸藩に「外国が攻めてきたらマズイから、蝦夷地の管理をよろしくね」と国防を押し付け、蝦夷地に多数の陣地が築かれたのだとか。 白老元陣屋は、元・陣屋ではなく、仙台藩が統括した東蝦夷地の各陣屋の元締め的な位置づけということで、それなりの大きさを誇っています。

復元するとこのような様子とのことです。もちろん、本格的な城に比べれば可愛らしいものですが、慣れない極寒の地で、諸外国の脅威に備え、突貫工事で防衛施設を完成させ、警備についた仙台藩士たちには敬意を表す他ありません。 なお、戊辰戦争勃発にともない、僅か12年で放棄されました。

白老にはもう1つ、白老ポロトコタン(アイヌ語で大きい湖の集落の意味)の愛称を持つアイヌ民族博物館という場所があり、アイヌの伝統的な集落(コタン)と住居(チセ)が再現されています。 これも狙って訪問したわけではなく、カーナビで偶然見つけただけ。こういう名所旧跡等との偶然の出会いというのは、感動がより深くなります。まして復元とはいえ、アイヌの住居を見るのは初めてだったので、大変興味深いものでした。まあ、テーマパークのような雰囲気ですので、どこまで正確かは・・・ですが。

とは言え、アイヌの伝統的な歌曲とか、伝統食「サッチェプ」(干し鮭)作りの様子が見られたりとか。

狩りの様子とか・・・。

様々な生活の道具など、本州では余り見ることの出来ない、様々な文化を堪能することが出来ました。気になったのは、私も存在を知らなかったので偉そうなことは言えませんが、来園者が中国人や韓国人などばかりだったこと。 もっと日本も国内のこうした文化施設に目を向けないといけないですね。

ちなみに博物館の愛称どおり、ポロト湖畔に面しており、北海道らしい風景を堪能することが出来ます。また、2020年には国立博物館も建設されるそうで、アイヌ文化発信の地として、これから大きく変わりそうですね。

北海道の撮り鉄はまだまだ続きます。今度は白老〜荻野間で、785系特急「すずらん」を撮影。

ちょうどDF200形との離合をゲット。

さらに登別〜虎杖浜へ。まずはキハ141系。

キハ283系による特急「北斗85号」。8月からはいよいよ、戦列を離れていたキハ183系が復帰しますので、「スーパー」ではない「北斗」にキハ281系やキハ283系が運用に就くこともなくなるでしょう。

お次はDF200形牽引のコンテナ満載の貨物列車。

キハ281系特急「スーパー北斗」。カーブ区間での迫力は抜群ですね。

さて、ひょん君最高顧問の車は続いて室蘭方面へ向かいますが、登別駅前で突如として北欧風の城を発見。調べてみると、登別マリンパークニクスという水族館だそうで、1990(平成2)年にオープンしたもの。バブルの遺産ですねえ。

そして、ひょん君最高顧問は室蘭市にある地球岬(チキウ岬)へ案内してくださいました。こちらの場所、アイヌ語で断崖を意味する「チケプ」に由来する名前の場所ですが、たまたま発音が似ていた地球という名前にふさわしく、岬からの眺望で水平線が円弧を描いて見えるとか。 う〜ん、今日はわかるような、わからんような・・・。

現地の看板より、天気が良いとこのように見えるそうです。これなら納得!

さらに、JR室蘭駅を撮影した後・・・。

移転前の室蘭駅旧駅舎を撮影します。こちら、1912(明治45)年に完成したもので、1997(平成9)年9月30日まで使用されました。現在は室蘭市が管理しており、多目的ホール兼観光案内所のような感じで使われています。

駅舎内部の様子。これが鉄道駅だったとは、やや感じにくい状態?

続いて我々は本輪西〜崎守間で寝台特急「トワイライトエクスプレス」を撮影することにします。ちょうど撮影ポイントに選んだ場所が、JX日鉱日石エネルギーの室蘭製油所専用線の脇。 つい先日までスイッチャーが忙しく動いていたはずなのですが、廃止になった瞬間にこの状態です。もう少し早く訪問すればよかったと若干後悔・・・。

さて、お目当ての寝台特急「トワイライトエクスプレス」がやって来ました。

室蘭らしい風景をバックに。

DD51形の重連を俯瞰する形で撮影ができ、迫力満点。大満足です。

続いて、崎守〜黄金間に移動します。こちらは陸橋の上から、海をバックに撮影可。



スラントノーズ車を先頭にしたキハ183系特急「北斗」。

もう1枚!

こちらはキハ150形による普通列車。こうやって見ると、実にシンプルな車体です。

反対側に回りまして、キハ283系による特急「北斗92号」。

貨物列車もバンバン通過していきます。

キハ281系特急「スーパー北斗」。今度はサイドを強調して撮影。

次の貨物列車もサイドを強調して・・・。DF200形、格好いいですなあ。

またまたキハ150形。

そして、寝台特急「カシオペア」がやって来ました。

編成全体を入れて・・・。

さらに客車メインで撮影。あまりE26系をメインで撮影することがないので、良い記録になりました。

さらに、キハ40形と・・・。

キハ281系特急「スーパー北斗」を撮影し、撤収。

さらに、寝台特急「北斗星」は日没と闘いながら、東室蘭〜本輪西間でゲット。

後追い撮影。編成が長いことは実に素晴らしいものです。 これにてこの日の撮影を終了し、室蘭市で一泊いたしました。


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