2021年12月15日 岳南電車ひろば&身延周辺で「ゆるキャン△」聖地めぐり


鐵所員と遊んでばかりですが、今度は本当に久しぶりにリン所員、友人の味野源次さんと一緒にアニメ「ゆるキャン△」の聖地を巡るところに。と言っても聖地は各地に広がっていますので、今回は作品のメイン舞台である身延周辺を中心に行くことに。
まずは熱海駅で伊豆急行8000系を撮影。9月から8001編成を用いて運転されている「ぽすくまのラッピング電車」でした。「ぽすくまと仲間たち」は日本郵便の人気キャラクターで、静岡県伊東市の「伊豆テディベア・ミュージアム」と日本郵便のコラボ企画で開催中の「もりのゆうびんきょくのおはなし ぽすくまです!」絵本発売記念原画展に合わせたもの。翌年3月までの運転でした。


熱海駅から乗車した沼津行きは、なんと373系での運転!なんという豪華な普通列車でしょうか。2012(平成24)年3月16日まではは、「ムーンライトながら」の間合い運用で東京まで普通列車として運転されており、
よく利用していたので懐かしいです。


惜しむらくは沼津までの短距離運用で、ここからはトイレ無しの211系に乗り換えます。

吉原駅でリン所員と合流し、岳南富士岡駅へ。

お目当ては、2021(令和3)年8月21日に岳南電車が岳南富士岡駅構内(駅舎西側)に開設した「がくてつ機関車ひろば」。2012(平成24)年3月17日に貨物輸送が廃止されるまで活躍した4両の電気機関車が展示されています。

展示にあたり、塗装会社のボランティア団体「塗魂(とうこん)ペインターズ」の県内業者が電気機関車の再塗装を無償で請負い、美しさを取り戻しているほか、現役時代の姿を感じられるよう無電圧化した架線が残され、パンタグラフを上げた状態で展示されています。
こちらはED501(1928年=昭和3年製)で、上田温泉電軌(現・上田電鉄)デロ301として誕生。1940(昭和15)年に三河鉄道(現・名鉄三河線)に譲渡。さらに1970(昭和45)に岳南鉄道に譲渡され活躍しました。

ED291(1927=昭和2年製)。豊川鉄道が導入した日本車輌製の電気機関車で、豊川鉄道時代はデキ52形と呼称。後に豊川鉄道が国鉄に買収され飯田線の一部となると、ED29形に形式が変更されます。岳南鉄道に譲渡後は貨物列車の牽引や入換用に使用されましたが、貨物輸送量の減少により岳南富士岡駅に留置されるようになり、現在に至ります。

ED402(昭和40年製)。松本電鉄(現・アルピコ交通)で活躍していた日本車輛製の電気機関車で、ダム開発の資材運搬に従事していました。ダム工事完了後、1971(昭和46)年に岳南鉄道に2両が譲渡され、後に、3号機が赤色とクリーム色の日本大昭和板紙(現在は日本製紙の板紙事業部)のコーポレートカラーに塗られたのち、茶色とクリーム色に改められています。

ED403(昭和41年製)。3号機は展示にあたり、赤色とクリーム色の日本大昭和板紙のコーポレートカラーに再塗装されています。目を引きますね。さて、今度は富士駅で友人の味野源次さんを出迎え次の場所へ。

お次は2017(平成29)年12月23日に開館した静岡県富士山世界遺産センターへ。設計は建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞受賞者である坂茂。県産材を使った木格子を使用し、センター前面に湧水を引き込んだ水盤をつくり、建物の象徴である逆さ富士を水面に表現しています。

館内に入ると、ゆるキャン△の主要キャラクターである斉藤恵那が出迎えてくれました。


そして5階の屋外テラスから富士山の雄大な景色を遮るものなく見ることができます。これまで見た富士山の中で一番美しいと感じました。


館内からもこのような撮影ができます。

さて、ここからはアニメ「ゆるキャン△」聖地めぐりを本格的に行うべく山梨県内へ。まずは波高島駅。


ゆるキャン△第8話でホームの駅名標が登場。大垣千明と犬山あおいの最寄り駅です。その他については、実際に行った順番とは若干異なりますが、このような場所を巡って来ました。

○本栖高校(旧下部小学校・中学校跡)〜JR甲斐常葉駅


本栖高校への通学路。実在の高校ではなく、閉校になった旧下部小学校・中学校跡への通学路がモデルです。




ドラマ版で使われたセットが置かれています。

中日本高速道路株式会社による標識が甲斐常葉駅まで多数設置されており、アニメと実際の風景を対比することができます。



本栖高校の下にある寺院である常幸院。聖地ではありませんが、ゆるキャン△舞台巡り観光客に駐車場を開放しているほか、描きおろしイラストが掲出されています。

常幸院駐車場にある自動販売機は、ゆるキャン△仕様。




それでは、野クルのメンバーが通学で利用する甲斐常葉駅へ向けて歩いてみましょう。








リン「おお。この辺も地図の3Dビュー見られるようになってるよ」とストリートビューを開くと、各務原なでしこが映っていた場所。




野クルのメンバーが本栖高校への通学に使う甲斐常葉駅。



○セルバ身延店


犬山あおいのバイト先で、第6話で各務原なでしことリンが四尾連湖に焼肉キャンプに行くため食材を調達に向かった「スーパーゼブラ」のモデル。





第3話で大垣千明がバイトの面接を受ける酒の川本身延店のモデルは同じ敷地内に。現在はシャトレーゼとして改装されています。

○JR身延駅と身延駅前しょうにん通り


JR身延駅。第8話で登場し、アウトドア用品店「カリブー」に向かうために下車します。なお、カリブーは身延町ではなく静岡県浜松市「スウェン浜松店」がモデルです。


駅前にある山梨水晶本店。身延駅到着後のシーンで駅前の風景の一部として登場します。なんと、リンのバイクを再現。もちろん店内は、ゆるキャン△グッズが多数。


各務原なでしこたちが、「みのぶまんじゅう」を購入した栄昇堂。


駅前を流れる富士川も登場しました。

○身延山久遠寺


へやキャン△第6話で登場。現在の伽藍は1875(明治8)年に焼失した後に再建されたものが大半で、27件の建築物が国の登録有形文化財に指定されています。

この階段を上っていくのは地獄でした…。

○身延郵便局


ゆるキャン△第2期第1話で登場。各務原なでしこの年賀状配達のバイト先です。


○内船駅


各務原なでしこの最寄り駅。

○波高島駅


ゆるキャン△第8話でホームの駅名標が登場。大垣千明と犬山あおいの最寄り駅です。

○下部温泉駅周辺


へやキャン△第8話で登場した和菓子処ニュー梅月。



へやキャン△第8話で登場した「しもべ金の足湯」

続いて富士川サービスエリアへ。こちら、エレベータのドアが「ゆるキャン△」×静岡県という仕様!

上へいくと、なでしこがお迎え。

こんなところにも、しまりんのアレが!

志摩リン!志摩リン!

私と味野さんは東海道線の富士川駅でリン所員とお別れ。こんな真っ暗な状態ですが、これも「ゆるキャン△」の聖地。なでしこソロキャンプで登場しました。

駅前の歩道橋も描かれていましたね。


最後に沼津駅で御殿場線の211系を撮影。313系が運用のメインではありますが、早朝と夜間には211系も運用されているのでした。

↑ PAGE TOP