2022年7月12日 十国峠ケーブルカーと箱根へ


富士山五合目の翌日もリン所員と出撃。まずは熱海駅で313系8000番台と211系の併結編成を撮影しますが、同じ編成なのに前後で設備が違いすぎませんかね、これ。



そして、JR209系を改造した伊豆急3000系「アロハ電車」を撮影。ド派手なカラーリングになりましたが、車内の設備自体は房総各線で活躍していた頃のまま。


続いて以前から気になっていた十国峠ケーブルカーへ。2011年11月までは伊豆箱根鉄道が経営していましたが、現在は富士急行グループの十国峠株式会社が運営しています。

車両は1956(昭和31)年に十国峠ケーブルカーが開業した当時から使用されているもので、1955(昭和30)年日立製作所製。2018(平成30)年から開業当時の塗装を模した新塗装が採用され、以前のライオンズカラーから開業当時を模した新塗装に変更。上写真の車両番号2「十国」は、アクセントカラーが赤色でした。

途中で行き違いした車両番号1「日金」は青色がアクセントカラー。


山頂の十国峠駅に到着。円形の建物が特徴で、内部はほとんど何も使われていない状態でしたが、訪問から僅か1カ月後の8月11日にリニューアルされたそうです。

その昔、旧国名である十の国(伊豆、相模、駿河、遠江、甲斐、安房、上総、下総、武蔵、信濃と五島<大島・新島・神津島・三宅島・利島>)が見えたことから、十国峠と名付けられたという風光明媚な場所で、富士山や駿河湾も見えるはず・・・なのですが、この悪天候では絶望的な景観でした。

晴れていれば、このような絶景だったようです。チクショウ!

さて、当初の予定では西へ向かう予定だったのですが、その西側から強い雨雲が近づいているという。広島からやって来られたリン所員としては箱根に行くこと自体が無いそうで、急きょ箱根観光に変更となりました。というわけで、まずは箱根関所。


関所を出入りする人を厳しく吟味する・・・の図。今は出入り自由ですが、江戸時代は大変だったんですね。

芦ノ湖を臨む箱根関所全景。それにしても、インバウンド無しの平日だとこんなものなのか、人がほとんどいません。これは観光業は大変です…。

とは言え、写真を撮るには絶好で、この角度で撮影すると江戸時代らしい感じに…。

 続いて、遊覧船からはよく見ていた箱根神社へ初めて参拝。箱根大神と総称される瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を御祭神とし、平安時代初頭に東海道の官道として箱根路が開通すると、道中安全を祈る往来の人々により知られるようになり、とりわけ鎌倉時代には源頼朝が、二所詣(箱根権現※現・箱根神社と、伊豆山権現※現在の伊豆山神社への将軍家参詣)を創始して以来、非常に格式高い神社として現在に至ります。

続いて箱根園水族館へ。1979(昭和54)年にオープンした水族館で西武グループであるプリンスホテルが運営。海抜723mに位置し、海水の大水槽を持つ水族館としては、日本で一番標高の高いところにあります。

海水は同じ西武グループの伊豆箱根鉄道が運営する伊豆・三津シーパラダイス(静岡県沼津市)からタンクローリーで毎日輸送されています。

また、2003(平成15)年に「バイカルアザラシ広場」がオープンし、淡水に棲むバイカルアザラシと海水に棲むゴマフアザラシが一緒に棲んでいるのが特徴。

2009(平成21)年からはバイカルアザラシの「ビリー」が扮する「温泉アザラシ」が有名になっています。

目の前には駒ヶ岳ロープウェイが見えます。山上には箱根神社の奥宮として1964年に再建された「箱根元宮」があるほか、芦ノ湖や富士山などの絶景が見られるそうで、次回訪問の際には乗りたいものです。

今度は箱根ロープウェイへ。途中の姥子駅には旧型のゴンドラが2両保存されています。


まずは1959(昭和24)年の開業時から1988(昭和63)年まで使用された初代ゴンドラ。


そして、こちらは1988(昭和63)年から2006(平成18)年まで使用された2代目ゴンドラ。どちらも小田急ロマンスカーを模した色をしていますね。


そして現在のゴンドラは…というと、まるで違うデザインになっています。


そして、迫力ある雰囲気の大涌谷を撮影。


さて、早雲山駅までロープウェーに乗車してリン所員とお別れ。ここからは箱根登山鉄道のケーブルカーで強羅駅へ向かいます。こちらは2020(令和2)年に登場した5代目の車両(ケ10形・ケ20形)で、京王重機で製造。第1編成は赤色がアクセントカラーです。

第2編成は青色がアクセントカラー。いずれも、箱形のすっきりしたデザインで、ちょっとコストカット感が…。

先代はスイス製の車両で、とても洗練されたデザインでした。

改めて。う〜ん…。ライトも出っ張っているし…。

強羅駅からは3100形アレグラ号で箱根湯本駅へ向かいます。

こちらは天井が高く、側面窓も大きく非常に開放的で素晴らしい車両です。

最後に小田原駅まで小田急1000形更新車に乗車して帰宅しました。

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