○春日大社・薬師寺〜奈良を歩く〜/撮影日:2003年11月2日(日)
 撮影雑記ザ・ベストのオリジナル原稿です。って、それじゃあ「ザ・ベスト」じゃないのでは?という突っ込みはさておきまして・・・。

 この日は東京から広島へ帰省をするついでに、京都駅経由で奈良へ。
 修学旅行以来、久しぶりの奈良旅行をしてみることにしました。不幸にも同行するハメになったのは、桜乃監査役。

 まずは左上。春日大社中門(重要文化財)。1613年築。
 右上は旧奈良県物産陳列所。1902(明治35)年築。
 左は旧帝国奈良博物館(現・奈良国立博物館)。1894(明治27)年築。
 続きまして、こちらは興福寺。
 藤原不比等が平城京造営に当たって、飛鳥京の厩坂寺を移転してきたのが起源。非常に数多くの建築物が文化財となっており、写真に映っている五重塔は室町時代(1426年)の建築。

 ちなみに現在、中金堂再建に向けて工事が進んでいます。
 さて、今度は薬師寺を見に行くために近鉄奈良駅へ。
 そして近鉄奈良線に乗車し、大和西大寺駅で乗り換えます。

 ・・・と、もちろん乗り換えるだけではなくて撮影タイム(笑)。
 ただ、近鉄の電車は形式がよく解りません。
 こちらは京都市営地下鉄1000形。
 桜乃監査役も驚きのラッピング電車で、たしか二条城の襖絵を車体に貼り付けていたもの。こういうラッピング車両であれば、無機質なステンレス車体よりも遥かにいいですね。
 さて、西大寺駅から歩いて直ぐのところにある、薬師寺へ到着。
 出迎える巨大な建築物は、1976年に再建された薬師寺金堂。400年前に焼失した金堂を、なんと木造で復興しようという非常に意欲的な作品で、おそらく昭和の建築史に残るでしょう。

 奈良時代を彷彿とする、彩色も印象的です。
 こちらは薬師寺東塔。
 なんと730(天平2)年の建築というのですから驚きです。
 創建当初は上写真のような色合いだったのでしょうが、現在は茶色と白色の質実剛健な雰囲気。

 続いてこちらは、1981(昭和56)年に復元された薬師寺西塔。
 もちろん、東塔と対を成す建築。
 復元建築ということで、こちらは彩色の建築となっています。

 続いて唐招提寺に行こうとするも、金堂が平成の大修理中・・・ということで拝観料をケチって訪問せず。最後に前方後円墳をチラリとみて撤収しました。

 古墳を一度、上空から見てみたいですね。