○鹿児島県鹿児島市/撮影日:2004年3月22日(月)
 今回は九州新幹線初乗車を兼ねて、熊本から鹿児島へ。
 熊本県南部に新設された新八代駅で、在来線の特急「リレーつばめ」から新幹線「つばめ」に乗り換えます。写真左上のように、在来線と新幹線が同一のホームで接続するため非常に便利。

 僅か3分という乗り換え時間で、所要時間をいたずらに伸ばさない効果がある反面、新幹線の写真をゆっくり撮っていると乗り遅れそうになるので要注意。なお、在来線と言ってもこのホームに乗り入れるのは特急「リレーつばめ」のみで、他の特急・普通列車は別に存在する在来線ホームに停車します。
 そんなわけで、新幹線「つばめ」の外観と内装です。
 外観は意外と長い鼻を持ち、ライト部分の細長い形が印象的。
 また、写真では赤いラインしか見えませんが、それに重なるように金色の帯も配されています。

 内装は、ご覧のように明るく、また落ち着いた雰囲気。
 写真では解りづらいですが、椅子は木材で出来ているため非常に落ち着けます。また、テーブルは腰掛けの部分から出すことになるので、要注意。
 さて鹿児島中央駅の在来線ホームへ。
 在来線の車両が新型ばかりになっていたことに非常に驚くと同時に、さらに驚くべき車両が。特急「はやとの風」です。特急車両が普通列車の車両になることは多いのですが、こちらは普通列車のディーゼルカーが特急用に改造されています。

 もっとも、室内は大改造され、床も含めて木製のインテリアになっているほか、車体中央を大きくくり抜きガラスをはめて、展望スペースとしてあります。ん〜ただこの原型となった車両・・・、東北では八戸線とか、花輪線とか、首都圏では宇都宮近くの烏山線とか、北陸では城端線・氷見線とか、山陰では山陰本線だとか、要は田舎を走るディーゼルカーなので、ちょっと不思議です。
 さて鹿児島の街へ。やっと晴れました。
 ここも路面電車が走り、特に写真の山形屋百貨店の壮大な建築との組み合わせは最高。
 それから、桜島を見ます。
 といっても、渡っても面白くないので対岸から。

 ま、ただの山なんですけどね。
 この風景を見ると、鹿児島に来たんだなあという実感が・・・。
 それから、薩摩島津家の本拠地・鶴丸城を見ます。
 今やただ石垣が残っているだけで、何も面白くありません。ただ、ご覧のように花壇が美しい。それにしても、古写真も残っているのですから、立派な門ぐらいは復元して欲しいと思いますね。
 それでは、鹿児島市中心部の近代建築の数々を。
 こちらは鹿児島市役所本庁舎。
 昭和12年築。
 こちらは鹿児島市中央公会堂。
 昭和2年築。
 鹿児島県教育会館。
 昭和6年築。
 旧鹿児島県立図書館。
 昭和2年築。
 旧興業館。
 なんと明治16年築!!
 南日本銀行。
 だいぶ増築されたような雰囲気がありますが、昭和12年築です。