○岡山県岡山市〜鉄道撮影・日銀岡山支店など/撮影日:2006年12月30日(土)
 親父の転勤先である岡山に帰ってきました。まあ、帰ってきたといっても故郷でもありませんので、ぶっちゃけた話、旅行先に近い存在ではありますが・・・(それでも、大学4年の時は、長期休暇を過ごしていますけど)。ともあれ、色々な土地を知ることが出来るという点で、やはり何年も訪問するというのは面白い。町名もだいぶ覚えましたし、細かい変化を見るのも楽しいです。

 さて、以前にも私の親が撮影した写真で紹介しましたが、今度は私の撮影で橋上駅舎となった岡山駅を。
 ずいぶん開放的なデザインで、好感が持てます。この部分は東西連絡通路であり、右側が駅舎部分、そして左側が商業ゾーンであり、大いににぎわっていました。

 こちらが改札口。問題は、津山線・吉備線のホームが取り壊し予定のホームにあるので、新駅舎と接続しておらず、暫定通路みたいなのを長い距離歩かないといけないこと・・・。これは厄介です。地下にある改札口なら、今までと同様のままなので、そうした問題は無いのですが。

 引き続き工事が進められており、将来的にはここにロータリーが出来て、送迎などが出来るようになります。
 (ここまで12月29日撮影。次の写真から30日の撮影)

 というわけで岡山滞在中の所長。明日は広島の祖父の家へさらに帰省し、新年を迎えるわけでございますが、本日は「鉄道三昧」と称し、久しぶりに岡山の鉄道を撮りまくり・・・していたら、いつの間にか総社市へ出かけ、寺社仏閣・古墳見学三昧へと変化していましたが、とにかく密度の濃い一日となりました。というわけで、今年最後の所長撮影雑記は30枚の写真でお届けいたします。まずは、岡山駅にて、これから塗装変更される「やくも」塗装。

 「スーパーやくも」が「やくも」に統合され、両列車の塗装が混ざって運用されていますが(そのため、新塗装に移行するわけですが)、この列車も例外では無く、先頭付近は旧「スーパーやくも」塗装。ロゴは簡略化されています。

 さて、噂には聞いていましたが山陽本線の運用に就く103系スカイブルー塗装。偶然に見かけることが出来たため、新駅である北長瀬駅まで乗車しました。方向幕もきちんと取り付けられ、当面使用されそうですね。

 さて、この北長瀬駅がなかなか撮影しやすい環境にあるため、少し腰を落ち着けて撮影。まずは、岡山行きの115系。

 それから赤穂線直通の、播州赤穂行きの213系。6両編成で運転されており、かつてのマリンライナー運用を彷彿とさせます。

 この他色々と撮影した上で、今度は岡山電気軌道に乗車し、終点の東山で下車。
 そこへ、後続の列車として超低床車両である9200形「MOMO」がやってきたので、早速撮影。未だに1編成しかいないのが勿体無い車両ですね。JR九州の車両デザインでおなじみ、水戸岡鋭治氏のデザインです。

 別角度にて撮影。一足早く、新年のお祝いを掲出しております。

 さて、事務所に許可をいただいた上で、車庫内にある元・東武日光線の車両である3000形を撮影。こちら、現存する3両のうちの1両で、ピアノ電車塗装。車体に鍵盤が描かれています。

 それからこちら、東武日光線時代の塗装に復元された3000形。・・・と言っても、良く見ると車体真ん中下部に岡山電気軌道の文字が書かれていますが、かつての姿を見事に再現しています。第1土曜日を除けば、滅多に動いていませんので撮影させていただき、大変感謝〜!

 そして最後の1両が、以前にも紹介したKURO(くろ)。誰がデザインしたか、よく解る車両ですね。こちらもMOMOと同じく、水戸岡鋭司氏によるデザインです。

 さて、KUROに乗車し県庁通で下車。1922(大正11)年に建築された旧日本銀行を見ます。2005年9月からは多目的ホールなどを備えたルネスホールとして再生し、芸術・文化の場として親しまれています。

 円柱部をアップ。銀行建築らしい、美しい装飾です。

 続きまして岡山城まで歩き、まずは月見櫓(重要文化財)を撮影。付近の樹木が伐採されたようで、ようやく外観が見られるようになりました。こうやって見ると、小さいながらも迫力が・・・。

 天気が良かったので、続いて岡山城天守閣も撮影。

 こちらも岡山城の風景。

 さて、岡山駅に戻りますが、珍しくバスを撮影。こちら、岡電バスで・・・、例の人のデザインです(笑)。

 岡山駅にて、特急スーパーいなば。

 JR四国の高知行き特急「南風」(2000系)。意外にも、この2000系後期型の車両は初の撮影だったりします。

 さて、岡山駅から吉備線に乗車し備中高松駅で下車。

 備中高松と聞いてピンと来る方もいると思いますが、豊臣秀吉の水攻めでお馴染みの備中高松城跡。城跡はよく整備されており、平城であった頃の雰囲気をつかむことが出来ます。これでは、水攻めされてはひとたまりも無いですね。

 こんな感じで水攻めにされたそうです。イラスト左に流れる足守川の上流をせきとめ、一気に決壊。

 さて、備中高松城に戻りタクシーに乗って造山古墳へ。全長350メートル、全国第4位の規模を誇る前方後円墳で、周囲にも多数の小規模な古墳があります。いかに当時、この吉備地方に強大な勢力があったかがよく解ります。古墳好きのタクシーの運転手さんが、その魅力について色々と語ってくれました。さて、ここまでが岡山市で、続いて総社(そうじゃ)市へ移ります。