○国立科学博物館「大ロボット博」・護国寺〜/撮影日:2008年1月26日(土)

 一部の友人は偉いことに覚えていてメールをくれたのですが、本日で所長は25歳。キャッ、お肌の曲がり角だわ(笑)。
 そんなことはさておき、明日まで国立科学博物館で開催されている大ロボット博に、味野源次氏を連行して行ってまいりました。

 撮影可だったので、ありがたく撮らせていただきましたが、まず会場に入ると早速、ロボット関係のアニメのフィギュア、プラモデル類が一同に展示。マジンガーZとか、ゲッターとか、お決まりのものが・・・。

 凄いのはガンプラコーナー。これまで発売されたマスターグレード(MG)シリーズが全て展示されていました。どれもポーズがばっちり決まっております。・・・にしても、会場の入り口でこういうのを展示するとは・・・。

 続いて目に入るのは押井守監督が演出し、2005年の愛・地球博に展示された後、国立科学博物館に収められた美術造形物「汎(ぱん)」。自然と人間をつなぐ精霊で、森羅万象のシンボルともいえる造形物です。人間とは何かという問いもはらむロボット開発の未来、そして自然との調和を見守ります(国立科学博物館ホームページより)。ファイナルファンタジーで戦うボスみたいですな。

 コミュニケーションロボット「Wakamaru」(三菱重工業株式会社・ダイワラクダ工業株式会社)。簡単なコミュニケーションも出来るのが特徴で、担当の方が試しに「今、何やっているの?」とロボットに問いかけたところ、「占いしてあげましょうか?」と返事がきました。もう少し改善の余地がありそうです。

 日本のロボット、その原点ともいえるのが「からくり」人形たち。侮ること無かれ、これがかなりハイテクなものばかりです。こちらは「鯉の瀧のぼり」。台横の取っ手を回すと、人形が叩く太鼓や笛の音にあわせて鯉が瀧を登っていきます。

 弓曳童子。からくり儀右衛門こと田中久重の傑作で、動力機構を持った台上の童子が、4本の矢を次々と弓につがえ、的に当てていくという超高度な「からくり」です。

 寛永年間(1624〜43年)に活躍した遊女、吉野太夫が所有した、現存で世界最古の金属製からくり。カニの甲羅に酒杯を置くと、ゼンマイ仕掛けで客まで運んできます。

 その発展バージョンと申しますか、明治時代前期に作られた茶運び人形です。

 そして現在。こちらはビルのロボット清掃システム。なんとエレベーターにも自動で乗り込んで各階、各フロアの掃除を自動で行ってくれるそうです。

 マイクロロボットと呼ばれる、ものすごく小さなロボットから、大型のロボットまで色々と展示。愛・地球博で注目を集めた「i-unit」(トヨタ自動車)も展示されていました。実用化が楽しみですね。

 こちらもトヨタの製品で、パートナーロボット。家事や介護など、人の生活をサポートすることを目的としています。

 ピアノ演奏ロボットFMT−I

 それから常設展の方も色々と見学。先ほどまでの特別展は、国立科学博物館の場合、意外と規模が小さいのであっという間に見終わりますが、常設展はものすごい質と量の展示物があり、相変わらず全部見ていると何日あっても足りない状態です。今回は魚に注目して、色々と写真を撮ってきました。普段、我々の食卓を彩る魚たちを、近いうちに紹介したいと思います。

 つづいて文京区にある護国寺へ。ここは1681(元和元)年、五代将軍徳川綱吉が、生母である桂昌院の発願により建立した寺で・・・要するに愛するママのために幕府の金使って建てちゃったわけですね。境内に残る建物は重要文化財が多数という、よく観れば東京でも随一の歴史的建造物の宝庫で、写真の本堂は1697(元禄10)年の建立です。

 また、写真の大隈重信の墓や、山県有朋夫妻の墓、三条実美の墓などもあります。

 そこから音羽通りに沿って歩きますが、途中に「ひぐらしのなく頃に」の垂れ幕が目に付く、講談社のビルが。写真の旧本館は1933(昭和8)年の建築。なかなかの大きな規模であり、よく見れば意外と面白い造形です。

 そして政治家一族として有名な、鳩山家の鳩山一郎の邸宅を記念館として一般に開放している、鳩山会館へ。東京都文京区音羽にあることから音羽御殿(おとわごてん)の通称で知られており、戦後政治史の舞台の一つとして重要な場所です。

 邸宅内はステンドグラスが非常に鮮やかでこだわっているものばかり。意外と規模は小さいですが、やはり豪華な雰囲気が漂ってます。

棒