150形蒸気機関車


日本の鉄道史上記念すべき車両。今も現存していることは、大変素晴らしいこと。
(写真:鉄道博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1872(明治5)年

●人気の「1号機関車」

 日本で鉄道が開業した際、最初に用意された10両の蒸気機関車のうちの1両で、最も早く日本に到着したため「1」の番号が与えられた記念すべき車両。イギリスのバルカン・ファウンドリー社製で、新橋〜横浜の約29kmをを53分で結んた。のち、E形、A1形を経て、1909(明治42)年に150形(150号)となった。
 1911(明治44)に九州の島原鉄道へ売却されたが、貴重な車両であったことから1930(昭和5)年に鉄道省へ返還。整備が行われた上で、1936(昭和11)年より交通博物館(東京都千代田区)で展示を開始。1997(平成9)年には国の重要文化財に指定されている。
 2007(平成19)年10月14日からは鉄道博物館(埼玉県さいたま市大宮区)で展示されている。

●ギャラリー


交通博物館時代の1号機関車。
(撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP