9600形蒸気機関車


(写真:青梅鉄道公園/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1913(大正2)年

●通称「キューロク」、四国をのぞく全国で活躍

 日本で初めて本格的に量産された、国産の貨物列車牽引用テンダー式蒸気機関車。川崎造船所(川崎車輛)、汽車製造、鉄道省小倉工場、三菱造船所、日本車輌製造、日立製作所で約800両が製造され、取り付け位置の高いボイラーが特徴である。
 三菱大夕張鉄道、夕張鉄道、美唄鉄道、樺太庁鉄道、台湾総督府鉄道などでも同形式を使用。国鉄でも1976(昭和51)年まで使用され続け、蒸気機関車の運用終了と共に引退した。現在でも各地で保存車両を見かけることが出来る。

●ギャラリー


梅小路蒸気機関車館で保存されている9633号機。
(撮影:リン)

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