C12形蒸気機関車


(写真:真岡鐵道真岡線 折本駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1932(昭和7)年
最高速度:70km/h

●閑散線区用の小型機関車

 鉄道省が開発したタンク式蒸気機関車で、1940(昭和15)年までと、1947(昭和22)年に合計282両が製造(このほか私鉄向けに製造されたもので、戦時買収などで編入されたものもあり)。閑散線区で運転コストが安く済むように設計され、その完成度の高さから台湾総督府鉄道(のち台湾鉄路管理局CK12形)や、地方私鉄でも同型機が数多くが導入された。

 1973(昭和48)年に全車両が引退したが、全国各地で保存されているほか、動態保存機としては真岡鐵道のC12 66号機が存在している。なお、大井川鐵道のC12 164号機は現在、静態保存機となっているが、車籍は抹消されていない。

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