C55形蒸気機関車


トップナンバー機が梅小路蒸気機関車館に保存。
(撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1935(昭和10)年
最高速度:110km/h

●C51形の改良型

 1935(昭和10)から1937(昭和12)年にかけて62両が製造された亜幹線旅客列車用、中型テンダー式蒸気機関車。C51形の改良型で、先に登場したC54形に空転が多いなどの反省から、過度の軽量化を避ける一方、コスト削減も兼ねて溶接工法の採用部位を大幅に拡大するなど、新基軸が打ち出された。

 また、2次車(20〜40)は、当時世界各国で流行していた、高速化に伴う空気抵抗を減らす目的で採用された流線型のカバーをまとい登場。戦後は(あまり効果が見られないことから)カバーを取り外されて運用された。

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