D50形蒸気機関車


京都鉄道博物館で保存されているD50 140号機。
(撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1923(大正12)年
最高速度:75km/h

●9600形を改良した貨物用機関車

 当初は9900形として誕生した、貨物用テンダー式蒸気機関車で、1931(昭和6)年までに380両が誕生。当時としては破格の大型ボイラーの搭載、国鉄制式機で初めてラージ・エンジンポリシーを具現化するなど、数々の新機軸と新素材を入れたことによって、9600形に対してボイラー性能の飛躍的な向上と出力50パーセントアップに成功した。
 四国を除き、北海道から鹿児島まで運用され、1972(昭和47)年に全車が引退した。

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