DD17形/DD19形


写真はDD17形時代。1両のみの少数系列であったが後継の登場により引退。
(写真:郡山駅/撮影:1980年代国鉄撮影日記※禁転載)

●基本データ

デビュー年:1983(昭和58)年(※DD17形として) / 1991(平成3)年(※DD19形として)
元・運行区間:奥羽本線
元保有会社:JR東日本

●後にミニ新幹線区間用となったロータリー式除雪機関車

 DD17形は、機関車2両で行っていたロータリー式の除雪を1両で行えるようにし、しかもハイパワーな除雪機関車を安価に投入出来るよう、余剰となっていたDD51形から改造することで誕生したもの。車体は新製されているため、DD51形とは全く異なるデザインになっている。

 もっとも、降雪量の減少や相次ぐローカル線の廃止などでラッセル車の出番も少なくなり、改造はDD51 507号機からDD17 1号機への1両のみで終わってしまった。

 1991(平成3)年、山形新幹線の開業に伴い改軌された、奥羽本線の山形線区間の除雪用としてDD17形に白羽の矢が立ち、台車を標準軌に替えられDD19形に形式を変更。山形車両センターに1両のみ配置されていたが、後継のモーターカータイプの除雪車(ENR−1000形)が登場したことにより、2008(平成20)年の冬を以ってDD18形と共に引退した。

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