DD54形


(写真:京都鉄道博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1966(昭和41)年
元保有会社:国鉄

●西ドイツ開発のエンジン・変速機を搭載

 1966(昭和41)年から40両が製造された大出力のディーゼル機関車。山陰本線、福知山線での使用を念頭に、非電化亜幹線用の牽引機として開発されたもので、「1000馬力のエンジンを2つより、2000馬力のエンジンを1機搭載する方がメンテナンス等が容易である」という、当時のヨーロッパの考え方を取り入れ、旧西ドイツで開発された大出力エンジンと、それに対応した液体式変速機を搭載している。

 しかし、特殊な装置が災いしてメンテナンスが難しいために故障が多く、製造から間もない1978(昭和53)年までに、早々に全機が引退してしまった。現在は33号機が交通科学博物館を経て、京都鉄道博物館で保存されている。

●ギャラリー


現役時代のDD54形。DD54 40号機とDD54 28号機の並び。
(写真:播但線 姫路駅/撮影:ひょん君)


(写真:交通科学博物館/撮影:裏辺金好)

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