ED72形


九州鉄道記念館で1号機が保存されている。
(撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1961(昭和36)年
元保有会社:国鉄

●正面が「く」の字になった独特の形状

 1961(昭和36)年製造。北九州地区が電化された時に登場した交流電気機関車で、列車暖房用蒸気発生装置(SG)を搭載したため重量が重く、国鉄の電気機関車としては初めて中間台車を採用したのが特徴。

 1962(昭和37)年に登場した3号機以降の量産車では、運転台中央上部にあったシールドビーム式前照灯が左右に振り分けられたほか、内部機器や配置の見直しによる重量の増加、駆動方式がクイル式から吊り掛け式に変更されている。なお、製造は22両で終了し、以後はEF76形の量産に移行している。

●バリエーション


量産機である14号機。ED72形は重量の問題もあり、主に九州北部で運用された。
(写真:日豊本線 西小倉駅/撮影:ひょん君)

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