EF210形


EF210 0番台。
(写真:京葉線 新習志野駅 撮影:デューク)

●基本データ

デビュー年:1996(平成8)年
運行区間:東北本線、武蔵野線、東海道本線、山陽本線など
保有会社:JR貨物

●JR世代の直流電気機関車の決定版

 1996(平成8)年に試作車が登場。
 2年後から量産が開始された車両で、EF200が地上設備の制約で出力を抑えて運用せざるを得なかった反省から、これといった特徴はないものの、手堅い設計に徹した機関車。直流区間の標準車という位置づけとなっており、EF65の後ガマということが出来る。

 なお、岡山へ直通することと、鉄道貨物輸送が地球環境にやさしいことをPRするため、公募の中から選ばれた愛称はECO-POWER桃太郎となった。0番台の場合、運転台側面下に小さく描かれている。

 2000(平成12)年から量産された車両は、VVVFインバータの改良や側面に大きなエアフィルターが増設されるなど、マイナーチェンジが行われたことから100番台に。さらに109号機以降からは、パンタグラフがシングルアーム方式へと変更になっている。加えて、2012(平成24)年9月には、主に山陽本線瀬野〜八本松間での補機に使われるEF67形置き換え用の300番台が登場した。

 なお、0番台では控えめだった桃太郎ロゴは、100番台、300番台では車体中央に大きく描かれている。

●走行シーン(動画)


2011年6月24日、武蔵野線南浦和駅にて。(撮影:リン)

●100番台


主力機関車として続々と増備されているEF210 100番台。
(写真:東北本線 白岡〜新白岡/撮影:デューク )

●300番台


EF67形の置き換え用に登場した300番台。黄色帯が追加され、桃太郎ロゴが小型化されたほか、JRマークやナンバーがプレートになり、ライト下部の手摺りが白く塗られ大きくなったあたりが目を引く。
(写真:東海道本線 鷹取駅/撮影:リン)

JRFマークが省略された状態。
(写真:山陽本線 広島〜天神川/撮影:リン)


2019年度製造車を皮切りに、JRFマークに代わって桃太郎キャラクターがラッピングされるようになった。
(写真:山陽本線 広島〜天神川/撮影:リン)

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