EF67形電気機関車


後補機として運用に就くEF67 1号機。
(写真:山陽本線 寺家〜西条/撮影:リン)

基本データ

登場年:1982(昭和57)年
元・保有会社:国鉄、JR貨物

○解説

 山陽本線の瀬野〜八本松間に連続する勾配(通称「瀬野八」)を走行する貨物列車の後補機として使用することを目的とした直流電気機関車。1982(昭和57)年から運用を開始し、EF60形から改造された0番台が3両、1990(平成2)年から運用を開始し、EF65形0番台から改造された100番台5両が存在しており、オレンジ色の外観が特徴。

 100番台は2003(平成15)年から更新工事が行われ、前面窓と側面窓周辺が黒、車体裾部がグレー帯と白帯になるなど塗装が変更されたほか、パンタグラフがシングルアーム化され、尾灯が角型タイプのLED灯となっている。

 EF210形300番台の登場によって廃車が進み、0番台は1号機が保留車として残るのみで、100番台も2022(令和4)年3月29日に営業運転を終了した。

○0番台


EF67形0番台は、片側はEF60 200番台時代と変わらぬデザインとなっているが、もう片側は貫通型に改造されており、前後でデザインが異なるのが特徴。
(写真:山陽本線 西条駅 撮影:リン)

○100番台


更新工事がされた車両は、運転台周りが黒く塗られるなどの塗装変更が実施され、引き締まった表情となった。
(写真:山陽本線 西条駅/撮影:リン)

更新後はシングルアーム式だったパンタグラフだが、後に従来タイプに戻されている。
(写真:山陽本線 天神川駅/撮影:裏辺金好)

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